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方法としての江戸―日本思想史と批判的視座

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784831509390
  • NDC分類 121.02
  • Cコード C1021

内容説明

闇斎の朱子学から津田の儒教批判まで、宣長の国学から賢治の童話世界まで歴史を抑圧した言説と歴史に抑圧された言説から近代を問う!江戸から近代へ読み直される思想史。

目次

1 近代日本の「儒教」の表象(“儒教の成立”と“儒教の本質”;近代日本の「儒教」の表象;儒教文化の多元性;懐徳堂知識人の成立)
2 日本思想史と批判的視座の構成―江戸から近代へ(「佐藤信淵とは誰か」―自己確信者と歴史のエコー;朱子と朱子主義―闇斎学派への批判的視座をめぐって;歴史表象の要求―『二千五百年史』と『二千六百年史』との間;「日本思想史」の成立とイスラム世界;「系図につながらぬ神」―宗教的対抗神提示の意味;「女性」という視座と「女性史」;近代ファンタジーの成立の条件―賢治論のためのメモ)
3 「やまとことば」の成立―一国的言語の表象(一国的境界言語の表象;「やまとことば」の成立;“国際語・日本語”批判)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
図書館にて。子安宣邦の著作をまとめて借りた。本書は2000年刊行。初出はおもに『江戸の思想』誌(1995〜1999、ぺりかん社。責任編集子安宣邦)に載ったもの▲「第二章 近代日本の「儒教」の表象」は、台湾のシンポジウム「日本近現代儒学検討会」(1998)での報告論文。付記として、「表象」「自明性」「語り」というポストモダンふう用語が適切な中国語訳を得られなかった、とある。2021/07/03

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