内容説明
「世界遺産」を観光だけでなく、地域振興のための牽引的な装置としてどう活用するか。日本国内の世界遺産・暫定物件12件を取り上げ分析する。
目次
世界遺産を活用した地域デザイン
第1部 理論編(世界遺産の統合地域戦略デザイン;世界遺産と地域デザインに関する先行研究)
第2部 事例編(文化遺産)(法隆寺地域の仏教建造物―聖徳太子の想いのコンテクストデザイン;古都京都の文化財―世界遺産のコンステレーション;白川郷・五箇山の合掌造り集落―価値共創に向けたコンテクストデザイン;原爆ドーム―平和都市とドラマツルギー;琉球王国のグスク及び関連遺産群―凍結された文化;石見銀山遺跡とその文化的景観―銀の国ジパングを世界に伝えた生産拠点)
第3部 事例編(自然遺産)(白神山地―自然遺産保全の日本における一典型;知床―海と陸とが一体となった生態系)
第4部 事例編(暫定リスト掲載物件)(武家の古都・鎌倉―寺社の鎌倉からの変容;飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群―日本のふるさととしてのコンテクストデザイン;富岡製糸場と絹産業遺産群―シルクカントリーとしてのコンテクストデザイン;百舌鳥・古市古墳群―巨大古墳群を「いかす」地域デザイン)
第5部 インプリケーション(事例の考察―ZCTデザインモデルの展開状況を読み解く)
地域ビジネスを指向するための世界遺産に関する考察
著者等紹介
原田保[ハラダタモツ]
地域デザイン学会会長。コンテクストデザイナー。ビジネスプロデューサー。ノンフィクションライター。ハリウッド大学院大学教授、文化学園大学服装社会学部特任教授、多摩大学大学院経営情報学研究科客員教授、一般社団法人ソーシャルユニバーシティソーシャルユニバーシティ総合研究所研究主幹
浅野清彦[アサノキヨヒコ]
東海大学観光学部教授。1955年生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程前期課程修了
庄司真人[ショウジマサト]
高千穂大学商学部教授。1971年生まれ。明治大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。