内容説明
景気対策費はもう必要ない!すべての日本人を幸福にする秘策とは?日本の資源(個人金融資産と企業内部留保金)の“信用”を税として利用して政府紙幣を発行する秘策を全公開!元国税調査官が明かす究極の税システム!
目次
序章 日本は無税国家になれる
第1章 なぜ日本人はこんなに働いているのに苦しいのか?
第2章 “日本の莫大な資源”を生かして政府通貨を発行する
第3章 政府通貨は金融を安定させる
第4章 政府通貨は最良の“税金”
第5章 “経済成長”よりも“経済循環”を
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
63
日銀が紙幣を発行する代わりに、国民の貯蓄と言う資産を担保に、政府が紙幣を発行するという意見です。国民資産1500兆円の約3%の50兆円を毎年発行し、基本的には日銀に買い取らせて、今と同じ紙幣を発行するというものです。国債を発行して日銀に買い取らせる場合と違い、政府紙幣は返済義務がないのでその点がいいということです。ただ、無計画に発行するとインフレを招くので、発行に際しては厳格なルール決めが必要だ、という前提付きです。多分、このルールを守れる国会議員がいないことが一番のネックでしょう。2024/03/15
mazda
29
タックスヘイブンを避けるため、法人税は残すべきという主張で、特に消費税は逆進性もあり最悪の税制と言います。特に収入の少ない人たちへの打撃が大きいので、政府通貨の発行を勧めています。通常政府は国債を発行し、それと事実上引き換えに日銀が紙幣を発行しますが、政府自身がお金を刷ってしまおうということです。唯一の問題は信用ですが、これは国民の預貯金1500兆円を担保にし、例えば3%程度の50兆円くらいを目処に発行する、というものです。このお金は返済義務が不要な上、国民に直接配られるので、経済が上向くことでしょう。2023/09/09
まめタンク
1
2015年26冊目、70点。これこそ本だからできるエンターテイメント。2015/02/01
IsaRian
0
著者名はペンネームだそうだ。最後の著書が2017年なので既に亡くなっておられるかもしれない。政府発行通貨による無税国家にこだわっておられるが、2014年当時では借金で財政破綻するなどというデマがまかり通っていた時代で、相当数の人が日本は財政破綻しないという真実に気付いている今この本が書かれていたら、もっと緻密な理論で無税国家を論じることができていただろう。減税や家計支援を肯定し、公共事業を否定するのは当時の民主党の主張そのままだ。需要サイドも供給サイドも刺激するような政策が求めらると書いてあればよかった。2025/01/25




