内容説明
巨大流通グループ・マイカルは、なぜ破綻したのか?イオンはマイカルをどう「再生」したのか?これまで決して語られることのなかった数々の証言から、企業再生の舞台裏が初めて解き明かされる。
目次
第1章 迷走の果て
第2章 異例中の異例
第3章 混乱の現場
第4章 イオンタスクチーム
第5章 エノモトワールド
第6章 それぞれの最前線
第7章 更生計画案提出
第8章 二つのDNA
第9章 スピード終結
第10章 真の再生
著者等紹介
加藤鉱[カトウコウ]
ジャーナリスト、ノンフィクション作家。中国ブログ情報局「China LOOP」主筆。1953年愛知県豊橋市生まれ。立教大法学部卒。雑誌記者を経て、1992年香港で日本語オピニオン紙『サイノエイジア・ファックスライン』を創刊。歴史的な過渡期を迎える香港をレポートする一方、独自の視点で企業および人物を追跡。1995年『週刊ダイヤモンド』誌上で発表した“ヤオハンレポート”は、読者に衝撃を与えるとともに、それまで礼賛一辺倒だったマスコミのヤオハンに対する評価を一変させた。10年間の香港在住を経て、現在は東京を拠点に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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haniokasai
1
非常に興味深かった。 小さいころ市川妙典のサティに行ったことしかマイカルとの関わりがないけども。 マイカル宣言以降の経営のずさんさ、現場の能力の高さ、イオンと管財人たちの奮闘がよく描かれていたと思う。 西友よりもダイエーよりもマイカルのほうが立ち直るのに良い運があったのかな。 著者がイオン贔屓目か? それから、マイカルをうまく育てる的なスタンスだったのに、イオンに吸収されたのはどういうことなのか...この本の時代にはまだ持株会社としてのイオンのない時代であり、これからはわからないわけであるが...2018/06/26
霜月
1
この本を読書メーターユーザーで読んだのは私だけか…。感慨深い。マイカルの倒産って何だったんだろう、という素朴な疑問から読んだ。本としては、文章構成があまり洗練されておらず、ちょっと読みにくかったけど、やはり大型倒産の影にはドラマあり、で、倒産前後の経営陣、関係者の動き、再生の過程はとても興味深かった。同じテーマでべつの本があれば、読んでみたい。2011/04/19
中川肇
0
悪い 廃棄 倒産処理は大変 他の人の解説で充分わかる 2021/11/09