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B選書
「般若心経」を読む―「色即是空、空即是色」 愚かさを見すえ、人間の真実に迫る

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  • サイズ B40判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784828412412
  • NDC分類 183.2
  • Cコード C0036

内容説明

人は、なぜ悩むのか。人は、なぜ執着を断ち切れぬのか。人間の業に満ちた暗闇に一筋の光明を求め懊脳する作家・水上勉が、異端の高僧・一休禅師と正眼国師に導かれ「心経」と対峙する。

目次

「まかはんにゃはらみたしんぎょう」
漢字「般若心経」にめぐりあう
正眼国師の『心経抄』と私
一切は「空」である
私版「色即是空」の世界
一休における「色即是空」の世界
死して百日紅や椿の花となる
不浄を美しいと思うときもある
六根・六塵の本体は無である
無明とは何か
四苦八苦を成敗するには
のたうちまわって生きるしかない

著者等紹介

水上勉[ミズカミツトム]
1919年、福井県に生まれる。9歳で京都相国寺の従弟となり、修行に励む。花園中卒業後、寺を出て還俗。立命館大学に入るが中退し、38年に満州へ渡る。喀血して翌年帰郷し、療養のかたわら文学書を耽読。戦後上京し、様々な職に就く。48年『フライパンの歌』を処女出版。61年『雁の寺』で直木賞を受賞。『飢餓海峡』『五番町夕霧楼』『越前竹人形』など、映画化された作品は多数。2004年9月8日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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