内容説明
本書は、主として「平成元年(一九八九年)」以後の言動に触れながら、「石原慎太郎像」を描いたものである。執筆にあたっては、わが国政界の問題点などをちりばめながら、前段では追憶の意を込め、エピソードなどを折り込みつつ、氏の姿をできるだけ生々しく描くよう努めた。後段では、都知事として現に都政に携わっていることを踏まえ、諌言の意も込め、できるだけ客観的に描くよう努めるとともに、「次の一手」にも言及した。
目次
第1部 苦渋の永田町時代(決起への道;行動開始;解党的出直し ほか)
第2部 飛ぶ鳥も落つ、都知事時代(再起をかけた都知事選;水を得た、都知事就任;最大関心事は国政 ほか)
第3部 次の一手(揺れる心;自民党復党;新党結成)
著者等紹介
大貫悦司[オオヌキエツジ]
安全保障問題研究家。昭和13年生まれ。防衛大学校(応用物理学科)、中央大学(法学部)卒。陸上自衛隊に勤務中のところ、「黎明の会」(代表・石原慎太郎)発足に伴い、事務局長就任のため退職。都知事選後、会解散を受け、執筆の傍ら、地域社会にも目を向け、環境問題などに取り組み中
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