内容説明
大学卒業を機に父は息子に旅行をプレゼントした。中国北方国境の街・黒河からハルビン、瀋陽、大連、北京、青島、上海、香港へと南下する旅の間、父は息子に、台湾と最も近く関係の深い「中国」を歴史から紐解き、現代中国の実相を教えていく。台湾のベストセラー、本邦初訳。
目次
序編 一回だけの特別卒業旅行
第1部 歴史の中国 黒河・ハルビン
第2部 悲しみの中国 瀋陽・北京・大連
第3部 思想の中国 大連・青島・上海
第4部 濃縮された中国 上海
第5部 台湾と中国 香港
著者等紹介
呉祥輝[ゴショウキ]
1954年生まれ。21歳で第一作の小説“共通テストを拒否した少年”を著し、一躍有名になる。当時の台湾の教育体制に衝撃を与え、「中学生に最も影響力のある本」と評価された。後に、週刊誌“前進”編集長、“第一線”“自由台湾”“民進周刊”を創刊。台湾の強権体制に衝撃をもたらし、「言論自由貢献賞」を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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