内容説明
全国４７都道府県に残る戦争遺産ガイド。１０年余にわたって日本中の戦争遺跡を撮り続けたカメラマンの魂の足跡。
目次
序章 日本各地に残っている戦争の痕跡
第１章 沖縄・九州地方に残る戦争遺産
第２章 中国・四国地方に残る戦争遺産
第３章 近畿地方に残る戦争遺産
第４章 中部地方に残る戦争遺産
第５章 東京都に残る戦争遺産
第６章 関東地方に残る戦争遺産
第７章 東北・北海道地方に残る戦争遺産
著者等紹介
安島太佳由［ヤスジマタカヨシ］
１９５９年、福岡県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。大日本印刷ＣＤＣ写真部、広告制作会社などを経て１９９３年に安島写真事務所を設立。フリーカメラマンとして現在にいたる。１９９５年より日本の戦跡をテーマに活動を続ける。２００２年に「第８回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」受賞。（社）日本写真協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よこしま
25
もう同じ過ちを起こさぬためにも、悲惨さを残すべき。◆先日、長崎の軍艦島などが世界遺産に登録されてしまったのは覚えてらっしゃいますか？僕自身の見解としては、戦争となるものを世界に示すのはどうかと躊躇いの気持ちもあります。戦争を肯定してしまう理由にもなってしまうので。◆全国全てを廻れなくても、近くにある戦争の遺した傷は、将来のためにも保存して残すべきだと。たまたま我が家は軍のある街にあり、慰霊碑などもあります。しかし広島や長崎など一部に集中していて。◆自分がミサイル撃たれり爆弾落とされた時の想像出来ますか？2016/02/07
そーすけ
3
日本各地に、こんなにも戦争遺跡があるのね。もちろん、場所によって数の多少はあるけど。沖縄・九州から北上していく形式は珍しいような。それぞれ解説文が1ページだけなので、さらっと戦争遺跡を知りたい人向けですね。2021/01/07
Koki Miyachi
3
日本各地に残された戦争遺産のガイドブック。「百聞は一見に如かず」という思いで書かれた本書は、実際に訪れてみて戦争遺産を体験する大きな助けになるだろう。自分が知っていた遺構の幾つかも戦争遺産だったとこの本で知った。経年劣化で滅失の危機に瀕している遺構も多く、日本の負の歴史の継承の流れも期待したい。2016/08/06
かぉ
3
大型連休を前に遺跡が近県などに現存しているか興味が湧いて調べてみた。読了して、現存している遺跡の大半が訪れることすら難しく崩壊寸前ばかりで、綺麗に残っている建物の多くが自衛隊基地の中にあることを知った。遺跡一つひとつは簡潔に説明されているので、簡単に知ることが出来るが、詳細は無い。全国にどれだけ残っているか知るには良いと思う。2014/04/01
