内容説明
柳田國男の学問が、民俗学者ばかりでなく、政治学者・経済学者・教育学者・歴史学者などを魅了してやまないのは、柳田が語る思想にひきつけられてのことであろう。本書では、成城(=故郷・歴史の創造)、沖縄(=戦争、死生観)、國學院(=神道、日本文化)という三つのキーワードから、柳田國男が語る思想と後世の日本人へのメッセージを読み解き、柳田民俗学の真の理解を目指す。
目次
1 柳田國男と成城
2 歴史主体者としての常民
3 柳田國男と沖縄
4 沖縄と『先祖の話』
5 沖縄研究と比較民俗学
6 柳田國男と國學院大学
著者等紹介
高見寛孝[タカミヒロタカ]
1960年6月、宮崎県生まれ。1991年3月成城大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学(日本民俗学専攻)。二松學舎大学文学部兼任講師。博士(民俗学、國學院大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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