内容説明
勤王の志士を鼓舞した尊王攘夷は、孝明天皇の突然死を機に開国・欧化・倒幕に転換し、密謀で結託した薩長軍はクーデターで幕府、会津を京都から追放、捏造された錦旗が官軍の証として猛威を振るい、徳川幕府を徹底的に瓦解させ、明治藩閥政府の樹立をみることになる。孝明天皇の暗殺説から病死説まで流布された暗闘の裏面史を諸説、諸資料を網羅して明らかにする。
目次
異国アメリカとのはじめの出会い
黒船来航
桜田門外の変
松陰と晋作
仙台藩士の訪米日録
海舟と諭吉
会津藩登場
天皇と幕府
攘夷戦争
長州藩追放
幕長戦争
孝明天皇崩御
天皇の世紀
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年仙台市生まれ。東北大学文学部国史学科卒。日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了。福島民報社記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て、現在、歴史作家。戊辰戦争研究会を主宰。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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