サンカ学叢書<br> サンカ・廻游する職能民たち―尾張サンカの研究 実証編

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サンカ学叢書
サンカ・廻游する職能民たち―尾張サンカの研究 実証編

  • 飯尾 恭之【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 批評社(2005/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784826504164
  • NDC分類 384.38
  • Cコード C1039

出版社内容情報

実証研究としてのサンカ学。
現存した廻游型セブリサンカ「オタカラシュウ」の老人からの豊富な聞き採り報告と、それを裏付ける考古学的調査を駆使した「セブリバ」検証により、未知なる「サンカ」像が鮮やかに浮かび上がる。 
「民俗考古学」なる手法を用い、日本に存在していた漂泊民「サンカ」の存在にリアルに迫る飯尾サンカ学の全貌!


はじめに

プロローグ

第1章 翁との出会い――プロセス

第2章 翁の廻游したグラウンド――地理的景観

第3章 物質資料――紹介と検証
●1 ウメアイ
●2 写真
●3 原稿綴本

第4章 セブリバの調査――考古学的検証
●1 翁との会話断片章
●2 第1地点セブリバの調査
●3 第2地点セブリバの調査
●4 第3地点セブリバについて
●5 第4地点セブリバについて
●6 第5地点セブリバの調査
●7 その他の「類セブリバ」の調査
●8 セブリバの選定立地について
●9 セブリバの検出遺物について
●10 セブリバの考古学的調査における諸問題

第5章 サンカの生業調査――翁の聞き書き・その1
●1 前提
●2 「オタカラシュウ」と竹製品
●3 仕事の内容
●4 川魚捕りと補足

第6章 サンカの事件簿――翁の聞き書き・その1
●1 物々交換とトラブル
●2 警察とのトラブル
●3 サンカ(「山窩」)の犯罪資料

第7章 テリトリー・その他のこと――翁の聞き書き・その3
●1 前提
●2 行商した村々
●3 材料採りの山ないし、よく踏歩した山名
●4 歩いて遠くへ・サンカの移動生活と伝承文化
●5 口承事例の諸類型
1 口承事例の選択プロセス
2 廻游移動の諸形態
3 非容器料理法の諸類型
4 「ツブアゲ」の類例検討
5 その他の類型検討
(1)仲間の呼名
(2)タケシルベ
(3)ダキシ
(4)ホングウヤマウバ
(5)ササヤウチ


●雑誌『歴史民俗学』に不定期連載され、大きな反響を呼んだ「尾張サンカの研究」を大幅加筆しての初単行本化。
●サンカ学叢書第2巻には[実証編]、第3巻には[考察編]を収録、再構成しました。

●ブックデザイン=臼井新太郎
●組版=字打屋+批評Design

内容説明

現存した廻游型セブリサンカ「オタカラシュウ」の老人からの豊富な聞き採り報告と、それを裏付ける考古学的調査を駆使した「セブリバ」検証により、未知なる「サンカ」像が、鮮やかに浮かび上がる。

目次

第1章 翁との出会い―プロセス
第2章 翁の廻游したグラウンド―地理的景観
第3章 物質資料―紹介と検証
第4章 セブリバの調査―考古学的検証
第5章 サンカの生業調査―翁の聞き書き・その1
第6章 サンカの事件簿―翁の聞き書き・その2
第7章 テリトリー・その他のこと―翁の聞き書き・その3
第8章 総論―1・サンカに会った人々の記録とセブリバの施設構造
第9章 総論―2・サンカの道具とウメアイ
第10章 総論―3・サンカの移動生活と伝承文化

著者等紹介

飯尾恭之[イイオミツユキ]
1946年生まれ。名古屋考古学会設立同人。濃尾考古学研究会主幹。歴史民俗学研究会理事。日本民具学会、静岡県考古学会などに属す。名古屋を中心とした考古学研究で活躍すると同時に、1970年頃より考古学的手法を民俗学分野に実践的に活用しはじめる。その一つとして、既存の方法論にとらわれない「サンカ」研究・調査を行い、注目を集める。精力的な文献研究と並行して現在も現場調査とフィールドワークは継続中
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感想・レビュー

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まちこ

0
よく知ってる場所が沢山出てきて、こんなところに!という発見でした。トレンチ掘ったり考古学の手法でセブリ跡を分析する「考古民俗学」は面白いです。元サンカの老人の飄々ぶりが見事。あと「倉吉事件」の新聞記事が見れたのが収穫でした。名古屋の女性が惨殺され、犯人の男が木曽川河原の小屋で首を吊ってるのを発見された猟奇事件なのですが一次資料を見たのが初めてなので。(昭和7年2月9日火曜日 名古屋新聞)実際にこの事件なのかは判然としませんが、サンカはこの時警察に連行されて大変だったそうです。廻游民への差別が垣間見えます。2020/08/14

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