唯物史観の構想 哲学の貧困の時代を抉る。

  • ポイントキャンペーン

唯物史観の構想 哲学の貧困の時代を抉る。

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • 商品コード 9784826500371
  • NDC分類 309.301
  • Cコード C0000

出版社内容情報

マルクス没後100年の今日、まさに「哲学の貧困」の時代において、マルクスが歴史の学として構想した唯物史観を歴史認識の一つの方法として、その理論的課題を明らかにしつつ、哲学の復権を試みた力作。

第1章 マルクス主義哲学とその党派的名辞/1 「自立的哲学」の死/2 「歴史の学」と「唯物史観」/3 「唯物史観」と「史的唯物論」 /4 「弁証法的唯物論」の由来/5 「弁証法的唯物論」と「史的唯物論」/6 構想としての哲学/第2章 唯物史観の一般的表象/1 「史的唯物論」の一般的表象/2 「歴史の学」と「唯物史観」/3 「一般的結論」/4 哲学は「自立化」する/5 「史的唯物論」と「唯物史観」/第3章 いわゆる「唯物史観の定式」の範囲/1 「私の研究」からの「一般的結論」 /2 「経済的構造からみた社会」/1 経済学批判体系/2 「経済的社会構成体」/3 「市民社会」とは何か/第4章 唯物史観の全体性カテゴリー/1 唯物史観の全体性カテゴリー把握の推移/2 過程と構造/3 「生活過程」概念/4 「生活過程」の体系/5 構想と現実の間で/第5章 唯物史観と階級闘争の理論構想/1 「人間本性論」の克服/2 唯物史観の出発点/3 「歴史の学」とプロレタリア解放の諸条件の学説との連関/4 唯物史観とプロレタリア独裁論/補章 中野徹三小論/1 著書ならびに論文/2 理論戦線における問題領域/3 史的唯物論における批判