内容説明
そもそも歴史というものは、「何々が有った」と書かれるものだ。「南京ではそういうことは無かった」では「歴史」にはならない。我々はまず、自己に有利不利とは関係なく、真実を求めて、その時南京で何があったのか、を探求しなければならない。本書では、すべて論理的・実証的に事件のディテールを究明した。そのほとんど全てが、「南京事件」が「南京大虐殺」ではないことを示していることが、お分かりになることと思われる。
目次
「虐殺」と「南京大虐殺」
新聞報道と中山門一番乗りの謎
南京占領と城外で起きたこと
城内の混乱と残虐行為
『南京戦史』と南京事件の数量的把握
ラーベ日記と南京の「新事実」
「大虐殺」の目撃証言者・曽根一夫の虚構を暴く
角良晴証言の全貌
松井大将「涙の訓示」の錯誤
「侵略→進出」騒動の渦中で〔ほか〕