ITエンジニアとして生き残るための会計の知識

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ITエンジニアとして生き残るための会計の知識

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822292164
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C0004

出版社内容情報

スキルアップを目指すITエンジニアに向けて、実務に生かすことのできる「会計」の知識を習得することを目的として書かれた本です。

ITエンジニアにも多方面のビジネススキル向上が求められるようになりました。現代の3大ビジネススキルとされる「語学」「IT」「会計」のうち、ITエンジニアであれば「IT」は普段からなじんでいますが、それ以外の「語学」「会計」についてはなじみが薄いと思われます。とりわけ「会計」の知識はITエンジニアが日々接する業務のなかでも密接な関連を持っており、体系的な知識があるかどうかにより仕事の効率性やビジネスを有利に進める成功要因の1つにもなりうる状況となっています。
 本書はこのような状況を踏まえ、スキルアップを目指すITエンジニアに向けて、実務に生かすことのできる「会計」の知識を習得することを目的として書かれた本です。前半は、基本的な会計知識と財務諸表の体系、および企業における会計システムの仕組みについて概観しています。後半では、実務を想定した次の3つの分野の読者向けに、実際の場面で必要な会計知識と活用法を伝えて日々の業務に役立てることを目指します。
 ・システムインテグレーター、ITコンサルタント、ソフトウェアエンジニアなど、顧客向けのITプロジェクトに関わる方
 ・経営企画部門など、事業計画策定や評価に関わる方
 ・情報システム部門など、社内IT投資に関わる方

はじめに

第1章 知っておきたい「会計」の基本
1-1 「会社」とは何か?
1-2 「会計」とは何か?
1-3 会計と法律の枠組み
1-4 取引と会計記録の流れ
1-5 ストックとフロー
1-6 会計の実務―伝票と帳簿
第2章 知っておきたい「財務諸表」の基本
2-1 財務諸表の体系
2-2 貸借対照表(B/S)とは
2-3 資産項目の分類
2-4 負債項目の分類
2-5 純資産項目の分類
2-6 損益計算書とは
2-7 5つの利益構造
2-8 キャッシュフロー計算書とは
2-9 利益とキャッシュフローが一致しない原因(1):信用取引
2-10 利益とキャッシュフローが一致しない原因(2):在庫
2-11 利益とキャッシュフローが一致しない原因(3): 減価償却
2-12 キャッシュフロー計算書の構造
2-13 キャッシュフロー計算書からわかる企業の体力
第3章 知っておきたい「会計システム」の基本
3-1 会計業務の分類: 財務会計と管理会計
3-2 会計業務の分類: 単体会計と連結会計
3-3 単体会計の業務とシステム
3-4 連結会計の業務とシステム
第4章 ITエンジニアに求められる「会計的思考」
4-1 ITエンジニアと「コード」
4-2 ビジネスのコード
4-3 ビジネスに応用するプログラミングの考え方
4-4 会計知識は「ビジネスのコード」の代表格
4-5 会計的思考が必要になる場面と必要な知識
第5章 「顧客向けITプロジェクト」に必要な会計知識
5-1 プロジェクトの費用の把握.原価計算の基本
5-2 原価計算の種類
5-3 原価計算の全体像
5-4 原価計算のプロセス(1):費目別計算
5-5 原価計算のプロセス(2):部門別計算
5-6 原価計算のプロセス(3):製品別計算
5-7 顧客向けITプロジェクトにおける原価計算のポイント
5-8 プロジェクトの収益の把握~売上の計上、工事進行基準~
5-9 工事進行基準の適用要件
5-10 プロジェクトの損益の把握~プロジェクト別損益管理~
5-11 プロジェクトの損益の把握~全社の損益~
第6章 「事業計画」に必要な会計知識
6-1 事業計画とは
6-2 事業計画の内容
6-3 事業計画の構成要素
6-4 事業計画の策定
6-5 事業計画や財務諸表の分析
6-6 収益性の分析
6-7 効率性の分析
6-8 安全性の分析
6-9 生産性の分析
6-10 成長性の分析
6-11 採算性の分析
第7章 「社内IT投資」に必要な会計知識
7-1 社内IT投資とはなにか
7-2 社内IT投資のプロセス
7-3 社内IT投資と会計知識
7-4 開発費の原価計算―自社利用目的のソフトウェアの処理
7-5 開発費の原価計算―関連する会計費目
7-6 プロジェクトコストの算出
7-7 プロジェクトの投資対効果分析
7-8 社内IT投資の効果測定
7-9 内部統制とは
7-10 内部統制とITコントロール
7-11 IT統制の評価の方法

内容説明

財務諸表などの基本知識から、実務を想定した活用法まで、会計の知識の有無が、ビジネスの勝敗を決める!

目次

第1章 知っておきたい「会計」の基本
第2章 知っておきたい「財務諸表」の基本
第3章 知っておきたい「会計システム」の基本
第4章 ITエンジニアに求められる「会計的思考」
第5章 「顧客向けITプロジェクト」に必要な会計知識
第6章 「事業計画」に必要な会計知識
第7章 「社内IT投資」に必要な会計知識

著者等紹介

原幹[ハラカン]
公認会計士・税理士・公認情報システム監査人(CISA)。井上斎藤英和監査法人にて会計監査や連結会計業務のコンサルティングに従事。ITベンチャー、ITコンサルティング会社を経て独立。「経営に貢献するITとは?」というテーマを一貫して追及し、公認会計士としての専門的知識と会計/IT領域の豊富な経験を活かして多くのプロジェクトに関わる一方で、freee(フリー)株式会社監査役(社外)、株式会社あしたのチーム監査役(社外)を現任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syun

0
詳しくはないが、最低限知っておきたい知識は身につける事ができる。何よりも、社内IT投資について解説している章があるのが嬉しい。ここが読みたくて購入。この部分はもっと詳しく踏み込んであるとなお良かった。2016/12/30

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