日本人はどう死ぬべきか?

電子版価格
¥1,430
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

日本人はどう死ぬべきか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822250577
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

身体を見つめてきた解剖学者と世界を駆けまわる建築家が、現代日本の大問題、「死に方」について考える。

身体を見つめてきた解剖学者と世界を駆けまわる建築家が、現代日本の大問題、「死に方」について考える。

中高年男性の自殺率が世界でもトップレベルになった日本。
「死」が徹底的に排除された都市に住み、「死」について考えなくなった私たちは、
どのように「死」と向き合い、「その日」を迎えればいいのだろうか?

解剖学者と建築家という異色のコンビが、鴨長明の『方丈記』や、東京の歌舞伎座、
そして同じ学校で受けたキリスト教式の教育などをヒントに、ときにユーモアを交えながら、縦横無尽に語り合う。

1章 自分は死んでも困らない
2章 年をとった男はさすらうべきだ
3章 『方丈記』から考える
4章 時間を超越する歌舞伎座
5章 日本人とキリスト教的死生観
6章 人が生きる「舞台」が都市に必要だ

【著者紹介】
1937年、鎌倉市生まれ。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ。1995年より同大名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞)『人間科学』『唯脳論』『バカの壁』(毎日出版文化賞)『死の壁』『養老孟司の大言論』『身体巡礼』など、隈研吾との共著に『日本人はどう住まうべきか?』がある。

内容説明

先生、我々は墓場まで何を持っていけばいいですか?読めば気が楽になる、解剖学者と建築家の師弟対談。

目次

第1章 自分は死んでも困らない
第2章 年を取った男はさすらうべきだ
第3章 『方丈記』から考える
第4章 時間を超越する歌舞伎座
第5章 日本人とキリスト教的死生観
第6章 人が死んだ後も残る「舞台」が都市に必要だ

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ。1995年より同大名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞)『バカの壁』(毎日出版文化賞)などがある

隈研吾[クマケンゴ]
1954年、横浜市生まれ。1979年、東京大学工学部建築学科大学院修了。米コロンビア大学客員研究員を経て、隈研吾建築都市設計事務所主宰。2009年より東京大学教授。1997年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞受賞。同年「水/ガラス」でアメリカ建築家協会ベネディクタス賞受賞。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。2011年「木原・木橋ミュージアム」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

84
養老さんと隈さんの対談の第二弾です。今回は前回より隈さんの魅力というか考えがより感じられました。新しい歌舞伎座の話と鉄道は「時間」を引き受ける仕事だという話が面白かったです。2015/11/08

金吾

30
どう死ぬべきかという話としてはあまり参考にならなかったですが、方丈記の話は面白かったです。2023/08/22

壱萬弐仟縁

26
隈教授:死が想定されていないマンションに、死が想定される老人がいっぱいいる(55頁)。限界団地の現実か。日本で一番自殺するのは中年男性(80頁~)。40~60代(隈教授)。まだまだこのリスクから解放されることはない 当事者である。養老名誉教授:御嶽噴火で登山規制なら90度の議論で家から一歩も出られなくなる(112頁)。 隈教授:1889年東京日日新聞主筆福地桜痴(おうち)が初代歌舞伎座を実現、彼のおかげで歌舞伎が生き残っ た(147頁)。 2015/03/10

せろり

9
俺は死んでも俺は困らねぇ! 相変わらず養老先生カッコいい。 人は自分の死は考えても仕方ないんです。2015/08/23

sun

7
「死」について、より広い範囲の鼎談。隈さんは建築を作りまわっていて、現実に動いており、その裏側や思想を語ってくれる。養老さんはここでは他の本の「語り」の元となる非常に広い教養を示してくれる。それぞれが「動いている」と感じられる。「生」きていることは、料理を作ったり。草むしりをしたり、「動いていること」、だと感じさせる。まさに「生」物、それこそ「動的平衡」だ。2016/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8651343
  • ご注意事項