ハーバードMBA留学記―資本主義の士官学校にて

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  • サイズ A5判/ページ数 327p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822245528
  • NDC分類 377.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

MBA志望者や金融関係者に人気を呼んだブログ「ハーバード留学記」の内容を大幅に加筆・修正。ファンドの内情、ワークライフ・バランスなども詳しく紹介。

ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)を日本人では14年ぶりに優等賞(成績上位5%以内)で卒業したダイスケの人気ブログ「ハーバード留学記」の書籍化。東大法学部卒業後、弁護士になる予定がふとしたことからボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。その後、アメリカのIT系ベンチャー企業の東京支店、買収ファンドのリップルウッドホールディングズと今風なキャリアを積んだダイスケ。将来を見据えてHBSに入学し、日本人離れした社交性、交渉力で学内、学外で頭角を現す。ヘッジファンドで研修したり、世界的なNPOの役員になってマイクロファイナンスの世界を知ったりする。エンロン事件以降、HBSの授業は大幅に見直され、アメリカ資本主義は「利益追求」一本槍から軌道修正をしつつある。30代前半の日本人が資本主義の「中枢」で見たビビッドなアメリカ社会論。

内容説明

HBSを成績トップクラスで卒業したダイスケの世界発見、日本再発見の記録。

目次

第1章 問われる経営者のリーダーシップと倫理
第2章 ユビキタス・アントレプレナーシップ
第3章 グローバリゼーションと平らになっていく地球
第4章 「民」と「公」が交差するところ
第5章 ファンド資本主義
第6章 キャリアと人生の送り方

著者等紹介

岩瀬大輔[イワセダイスケ]
あすかアセットマネジメントリミテッドヴァイス・プレジデント。1976年埼玉県生まれ。97年司法試験合格、98年東京大学法学部卒業。ボストン・コンサルティング・グループ、インターネット・キャピタル・グループ、リップルウッド・ジャパンを経て、2004年夏、ハーバード・ビジネススクールへ留学。06年、成績上位5%の優秀生として卒業(MBA with High Distinction)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

28
出口治明氏とライフネット生命を立ち上げた著者。ハーバード時代のブログを基にしたもの。世界中から集まった優秀な若者が、議論し切磋琢磨し学んで行く姿。ケーススタディ、リーダーシップも教える。日本の大学と異なり、学ぶという雰囲気よりも将来の経営者を育てようとの講義と感じる。かつMBA取得は受動的でなく能動的。とくに米国の大学院はその傾向が強い。現状日本人の留学生が減少というのは性格の反映なのかもしれない。最近は自社のテレビCMにも出演されているが、これだけ優秀なら転職も容易だろう。続く→2017/10/01

yuuuming

10
佐藤さんの本が面白かったので、他にMBA留学記で日常についてもがっつり書いてるやつないかな~と思って手に取ったのがこれ。読みながらもうただよう地頭のよさ!これって誰よ?って作者紹介みたら岩瀬大輔さん!あ、聞いたことある!けっこうほうぼうで聞くんだけど、なんですごいかは実はあんまりよくわかってないんですが(笑)ブログをもとに編集されているはずなのに内容がときどきすんごく難しくてびっくりした。これが出版されたのは2005年ごろ。リーマンショック前で、リーマンブラザーズがちらほら本文中にあります。2014/12/22

ヒダン

9
最初のエピソードが面白かった。自分の誇りにかけて許せないことに対しては、会社や地位に関係なく抗議しなければならない。そう語る友人を見て意思決定に軸がない自分に気付く。MBA留学を経て、作者がどんな軸を見出していくのかとても気になる書き出しだ。しかし、この本はここまでで十分だ。序盤は唐突に出てくる英単語の一つ置きが読みにくくてイライラする。途中からは<ぼくのりっぱなおともだちしょうかいこーなー>ばかりだ。最後の方は株価が上がるか下がるかにしか興味がない。作者が何を体験してどう成長したのか全然分からない。 2021/08/09

Kiyoshi Utsugi

2
岩瀬大輔の「ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて」を読了しました。 2004年秋から二年間HBSに留学されていた時の留学記で、中身は先日文庫本で読んだものと同じでした。? トイザらスの話が面白かったです。 2006年の時点で既にダメだったのですね。しかもAmazonじゃなく、ウォルマートに勝てなかった。 値段ではウォルマートに負け、便利さではAmazonに負けということなんでしょう。2018/04/11

えとさん

2
著者のMBA留学を通じて感じた事が多岐にわたり綴られており、巷のMBA留学たるやを述べる本とは全く異なっていた。自分が曲げる事のないポリシーを持って仕事をすべき事、就職は自分と会社のマッチングである事、人には何かしらエッジがある事など共感できる所が多かったのに加え、ヘッジファンドの役割など普段ネガティヴに書かれがちなファンドの良い一面を学ぶ事ができるなど、非常に読みごたえのある一冊だった。ボリューミーでかつ内容も濃密なため読み終えるのに時間はかかるが、留学したい人、キャリア論を考えたい人には特にオススメの2015/11/24

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