無税相続で会社を引き継ぐ―不思議な会社、メガネ21の新・まる見え経営

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無税相続で会社を引き継ぐ―不思議な会社、メガネ21の新・まる見え経営

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822235765
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「丸見え経営」で急成長した広島のチェーン・メガネ21が構築する「社員の幸せを大切にする」新しい事業承継モデルとは?
“丸見え経営”で急成長した広島のチェーン・メガネ21が構築する
「社員の幸せを大切にする」新しい事業承継モデルとは?

給料も評価も、稟議もすべてネットで全社員が見る“丸見え経営”で急成長した広島のメガネ小売りチェーン、21。支配株主を持たず、社員の子供たちや後輩社員が株、出資、労働、経営のすべてを引き継いでいく、新しい事業承継モデルを構築している。社員が子供を入れたいと思い、子供も望んで入る同社の魅力はどこにあるのか。日本でも希少な、社員が自治する会社の仕組みと、その背景にある理念を、創業者が明らかにする。
【主な内容】
はじめに
第1章 経営方針の大転換
第2章 次世代へ会社を引き継ぐ
第3章 会社には「社畜」ではなく「社僕」が必要
?絶やしたくない「21」のDNA その1 ?
第4章 個人の価値観を否定しない
?絶やしたくない「21」のDNA その2 ?
第5章 すべてをオープンにする
?絶やしたくない「21」のDNA その3 ?


はじめに

第1章 経営方針の大転換

■押し寄せるデフレの波

 デフレの立役者は「セルフ販売」と「たいやきメガネ」

 どうすれば正直に商売をすることができるのか……

■ITのデフレはメガネ業界の比ではない!

 管理職がいなくなれば経費は大幅に削減される

 ITのデフレなくして「オープンな仕組み」は実現しない

■デフレによって成立した「全店舗共通の定休日」

 メガネが安くなればお客様に二つ持ってもらえる

■「会社にお金を残す方針」への大転換

 これまで続けてきた「会社にお金を残さない」システムとは?

 「会社にお金を残さない」という仕組みを守りたいわけではない

■地価は下がっても家賃はなかなか下がらない……

 「土地の価値」に注目しているわけではない

■「究極の直接金融」から「銀行地主論」へ

 事実上の大家さんである銀行に毎月「家賃」を払う

■銀行が融資しやすい会社に生まれ変わる

 銀行の支店長が替わるたびに説明に行かなければならない……

■癒着を許さないフェアなやりとりをする

 オープンだからこそ「公正さ」が保たれる

■配偶者に直接金利を払う「夫婦別産制」

 21」流の一億総活躍社会の実現

 多くの人が関わることで経営は盤石になる

■カープ預金からヒントを得た「金利変動制」

 金融の自由化に乗じて「21」流の金利変動システム」を導入

■会社として大事にすべきことは何なのか?

 個人の価値観があるのと同様「21」にも譲れない価値観がある

 自己資金と銀行の融資のベストなバランスとは?



第2章 次世代へ会社を引き継ぐ

■引き継ぎたいのは「地盤」「看板」「かばん」

 37万人の信頼を裏切ってはいけない!

 「看板」とは店としてのブランドであり、信頼である

 「かばん」の相続こそ経営者の最後の大仕事

■資産を持つと株の譲渡がむずかしくなる…

 株価がはっきりしないため様々なトラブルが発生する

 前の会社で体験した「辛い思い」を繰り返したくない

■上場していない会社の株価はどうやって決まるのか?

 「配当還元方式」という例外的な方法もある

 従業員を迂回すれば「無税相続」が可能になる?

■渡りに船で飛び込んできた「先輩からの相談」

 株価がいくらで決着しても自分たちにはメリットがある!

■株価騒動の舞台はついに裁判所へ!

 希望買い取り価格の差は7000万円

■裁判所が下した判断とは?

 裁判所の下した判断とは?

 社員株主を迂回すれば、安く株を買い受けられるのか

 株価騒動の第2ラウンドは税務署!

 みなし所得とみなす可能性がある?

 税制特区や優遇措置は存在しない!

■”無税相続”を実現する「とっておきの方法」とは?

 日本中の読者の方々に教えてほしい



第3章 会社には「社畜」ではなく「社僕」が必要

?絶やしたくない「21」のDNA その1 ?

■創業時の精神を失ってはいけない

 社員の給料を1万円ずつカットする

 「本当に会社のことを考える」とはどういうことか?

■経営感覚を持った「社僕」を育てたい

 社僕と社畜は大違い

 「難しいからオマエに頼んでいる」というオヤジさんの言葉

 トップが無能だと「正直な商売」を続けられない

 経営とは評価である!

 無能な人の給料を減らし、優秀な人に渡せばいい

 本拠地は広島にこだわらない

■経営承継の秘策は「アンドロイド計画」

 動き出した「アンドロイド計画」

 本当の意味での経営者感覚を身につける



第4章 個人の価値観を否定しない

?絶やしたくない「21」のDNA その2 ?

■離職率が高いと「地盤」「看板」「かばん」が引き継げない

 離職者が多いと仕事が増え、それだけコストもかさんでくる

 採用時にお互いがウソをつくからうまくいかない……

■仕事とは相手のリクエストに応えること

 嫌なことを言ってくれれば、可能な限り対応する

■それぞれの価値観に見合った働き方を認める

 発言をするからには責任が伴う

■ルールに縛られることなく「社員の幸せ」を考える

 たくさんの社僕がいれば会社は決して揺るがない

 経営者は楽をせずに、難しい決断に向き合う



第5章 すべてをオープンにする

?絶やしたくない「21」のDNA その3 ?

■なぜ「オープンにすること」が大事なのか?

 隠せば隠すほど「弱み」がたまっていく

 オープンにすることで「21」最大の強みが担保されている

■ベテラン社員に指摘されて「経営感覚」は身についていく

 今のうちにどんどん恥をかいてほしい

■税務官に対しても徹底的にオープンに向き合う

 オープンにすることではっきりさせたいだけ

 「21」の内情を一番知っている税務官がメガネを買いに来てくれる

■紹介者には何のメリットもない「紹介カード」

 後でキャッシュバックするくらいなら、最初から安く売る

 本当にいい店ならば「一番大事な人」に紹介してくれる

■大切なのは臨機応変にやっていくこと

 会社のためを思う「社僕」がいる限り「21」は続いていく



あとがき



平本 清[ヒラモトキヨシ]

目次

第1章 経営方針の大転換(押し寄せるデフレの波;ITのデフレはメガネ業界の比ではない! ほか)
第2章 次世代へ会社を引き継ぐ(引き継ぎたいのは「地盤」「看板」「かばん」;資産を持つと株の譲渡が難しくなる ほか)
第3章 会社には「社畜」ではなく「社僕」が必要―絶やしたくない「21」のDNA その1(創業時の精神を失ってはいけない;経営感覚を持った「社僕」を育てたい ほか)
第4章 個人の価値観を否定しない―絶やしたくない「21」のDNA その2(離職率が高いと「地盤」「看板」「かばん」が引き継げない;仕事とは相手のリクエストに応えること ほか)
第5章 すべてをオープンにする―絶やしたくない「21」のDNA その3(なぜ「オープンにすること」が大事なのか?;ベテラン社員に指摘されて「経営感覚」は身についていく ほか)

著者等紹介

平本清[ヒラモトキヨシ]
1950年、広島県呉市生まれ。高校卒業後、県下最大のメガネチェーンに入社。本店副店長、商品部長などを歴任するも、後継者争いに巻き込まれて86年に解雇される。同様に解雇された同僚4名で「メガネ21」を設立。100店舗以上を展開する小売チェーンに成長させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。