内容説明
絵本作家葉祥明からのメッセージ。比べないで理解しあう。比べないで助け合う。比べない、すべての人の存在がかけがえなく大切だ。
著者等紹介
葉祥明[ヨウショウメイ]
画家・絵本作家・詩人。1946年熊本生まれ。「生命」「平和」など、人間の心を含めた地球上のあらゆる問題をテーマに創作活動を続けている。1990年『風とひょう』で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリー
63
先日、「人と比べちゃいけません。」と同僚からきっぱりと言われました。その人は、思い遣りがあって、いつも人を助ける側に身を置き、不平不満を口にせず、人の悪口も決して言いません。密かに尊敬しているその人から言われた言葉を深く心に刻むためにこの本を手に取りました。私は人と比べてしまう傾向が強かったようです。それが自分自身を幸せから遠ざけていたとも知らずに生きてきました。やってはいけないことを繰り返していました。「我が子と他の子を比べること」もその一つです。「比べるから苦しくなる」のです。もう、比べるのはよそう。2023/03/05
ぱんにゃー
37
【自由】『「比べる」は本来、その違いを認識するための言葉にすぎない』『唯一無二』 なのに、「比べる意味のない時」「比べられない時」「比べられたくない時」「比べる必要がない時」などなど に比べるからややこしくなるんだなぁ 2014/08/21
小夜風
22
【所蔵】シリーズで読んでみた中で一番難しかったかな。ホント無意識にいろんなことを比べている気がします。「違い」と「価値」は関係ない…覚えておきたい言葉がたくさんありました。2014/11/14
芽依*
18
最近少しサイズの小さな本が持ちやすく惹かれる。この本も15㎝四方くらい。 人が誰かや何かを比べる事は意味がない。自分から自由になるために比べる事を辞める。著者の言葉に涙が出そうになった。私は比べてる。そして自分を責めたり嘆いたり。比べない事を意識してみよう。2017/10/17
なつ
16
『職業を比べる。そんな失礼なことはない。この社会のさまざまな場所で、働いている人々のことを想おう。例えば夜更けの道路工事、駅や電車や運送トラック、ガソリンスタンド、病院、コンビニやスーパーで。それは仕事だからだけど、彼らが自分と社会のために日夜、働いているおかげで皆が安心して生活することができるのだ。誠実に働いているかぎり、すべての職業が尊い。それを忘れてはいけない。』思い出した。OLを辞めて突然陶芸を始めた際、たくさんの人に色んなことを言われ反対されたことを。それから20年。これからもまだまだ続けます。2022/07/12