出版社内容情報
人間の記録 第113巻 沢村貞子 「貝のうた」
四六版 本体1,800円
ISBN4-8205-5773-4
沢村貞子(1908~1996)東京都出身
女優・エッセイスト。大学在学中に左翼演劇に入団。治安維持法
により獄中生活を余儀なくされる。釈放後、映画女優として
デビューし、人気を呼んだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一彩
1
35日目に相模湾に散骨 わたしも散骨したい。2016/11/23
sarara0904
1
読み終えて数時間、余韻覚めやらず…。まっすぐな女の子の、まっすぐな半生。還暦を迎えて、自らを振り返るまなざしは温かいけれどやはりまっすぐで。この方のエッセイは抒情的であっても情に流されすぎない。それはこの方の、まっすぐに生きてきた強さ、しなやかさ故なのだろうと思った。 別著で「女のくせにと言われて育ち、女子大へ行くときにはまるで石垣の隙間から伸びた雑草のように、少しでも日が当たればという思いだった」と書いていた著者の根っこの部分を見た気がする。2012/04/05
merara
0
ご本人は存じ上げておらず、著書をきっかけに興味がわいてよんでみました。壮絶な前半生にびっくり・・・。だから、晩年の生活スタイルにいたったのだと納得しました。2011/08/30