近代公娼制度の社会史的研究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 218,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818823648
  • NDC分類 369.8
  • Cコード C3021

内容説明

近世社会に成立した性売買のシステムが、芸娼妓解放令を契機に再編される過程の検証をつうじて、近代転換期の公娼制度や遊廓がもつ性差別の構造を解明。

目次

序章 本書の課題と方法
第1章 芸娼妓解放令と娼妓「解放」
第2章 芸娼妓解放令と遊廓社会
第3章 開港場・神戸と明治初年の遊所統制
第4章 明治初年の大阪における遊所統制と公娼制度の再編
第5章 北陸・港町遊所の形成と展開―加賀藩金石町相生町新地を事例に
補論 金沢の茶屋町
終章 総括と展望

著者等紹介

人見佐知子[ヒトミサチコ]
岐阜大学地域科学部助教。兵庫県生まれ。2006年神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)。専門は、日本近代史、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pyonkichi

0
吉田伸之氏以降の近世都市史研究と、横山百合子氏らの近世身分制の解体過程に関する研究を背景に、近代公娼制度の成立過程を地域の実態に即して論じた本。個々の実証は丁寧で、いくつか興味深い論点が提起されていますが、序章で横山氏を引用して指摘された「遊廓社会論」における「ジェンダー視点の欠如」という問題は積み残された印象。2015/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9331462
  • ご注意事項