内容説明
グローバルな人の移動が加速する現在、国家/社会のメンバーシップのあり方が問い直されている。海外事例とともに、外国籍住民をめぐる日本の課題を探る。
目次
第1部 グローバル時代のシティズンシップ(三つの「シティズンシップ」―「三つのゲート」論による整理;憲法と市民権 ほか)
第2部 日本の現状―「市民権」と政策課題(外国籍市民と社会保障・福祉制度;身分としての外国人労働者―職場における位置と権利 ほか)
第3部 海外事例からの考察―移民・国民・シティズンシップ(ドイツの外国人参政権と国籍取得;フランスにおけるシティズンシップの変容―国家から地域へ ほか)
終章 国際比較のなかの日本―多文化社会における統合のバロメーター(はじめに―法的統合のバロメーター;居住権における永住許可基準 ほか)