嘘と貪欲―西欧中世の商業・商人観

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嘘と貪欲―西欧中世の商業・商人観

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  • サイズ A5判/ページ数 244,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815805326
  • NDC分類 672.3
  • Cコード C3022

内容説明

中世後期、商人への賎視が肯定へと転換していくトポスの変容を、徴利、為替、公正価格論などをめぐる逆説的な展開からたどり、中世経済思想の水脈を捉え直す。徴利禁止から、近代的銀行の源流モンテ・ディ・ピエタの設立へといたる、壮大な商業の精神史。

目次

嘘と貪欲
1 スコラ学文献から(徴利禁止の克服をめざして;石から種子へ;公正価格と共通善 ほか)
2 教化史料から(托鉢修道会と新説教;ベルナルディーノ・ダ・シエナと商業・商人観;ベルナルディーノ・ダ・フェルトレとモンテ・ディ・ピエタ)
3 商人文書から(為替と徴利;「必要と有益」から「完全なる商人」へ;おわりに―近代への展望)

著者等紹介

大黒俊二[オオグロシュンジ]
1953年愛媛県に生まれる。1982年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学文学部助手などをへて、1989年大阪市立大学文学部助教授。大阪市立大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はる

7
嘘と貪欲。これは中世イタリアを支配していた日常であったのだろう。ある商人は布を裂けるほど引っ張り一反だと言い、秤に軽い錘を使い1ポンドの肉だと言い、度量衡を誤魔化す。貧者にとても返せそうにない利息を付け僅かな金を爪に火を灯し紡いだ布を担保に貸し付ける。そのような商業の商人が在俗信徒だったのかもしれない。キリストの教えから遠く離れてゆく教会に対し「貧しき使用」を実践したフランチェスコ修道会の厳修派のオリーベィのスコラ学を駆使し異端の火あぶりを覚悟の戦いだった。2021/09/21

刻猫

1
商業への眼差し、特に宗教的な罪に満ちたものとしてのそれが、そのような変遷を辿ったのか。また、理念と現実の相互作用は、どのように生じるのか。清貧の実践には、価値という概念を深く見つめることが必要になる。「貨幣は貨幣を生まない」という法諺が、克服される論理的な展開に必要なもの。神学的な思索や、説教師の実践、商人の強かさと自己言及に、活き活きとした姿を見る。2020/12/13

児玉

1
中世ヨーロッパの為替取引(の形で偽装した貸借関係)の流れが事細やかに記されており、『中世イタリア商人の世界』の補強になる2014/11/07

中村蓮

0
貪欲に最も否定的な(所有を認めず、使用でさえ制限)フランシスコ会左派によって商業が擁護されていくという逆説は面白かった。高貴な身分でも堂々と高利貸しをしていた日本の中世との比較で考えても、近代資本主義の誕生(プロテスタンティズムの精神的な)との比較でも面白かったです。2023/12/19

しょう

0
卒論本。嘘と貪欲という罪から否定されていた商人がいかに肯定的に見られるようになるかの過程。まずは商人そのものから。商人の自分は何も作り出していないからいけない、という批判よりも商人は、物を安く買いたたき、高く売りつける、まさに嘘と貪欲のときに罪になるとされた。付帯的な罪。そこにスコラ学が入ってくる。そして、商人は物を届ける、という商人の必要と有益さが注目されるように。また価格についても人間である限りは不完全なため少し高かったとしても受け入れられるように。徴利については否定されてはいたが商人は遠隔地で利用。2019/11/15

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