内容説明
1190年、イングランド。「あなたなら、わたしの擁護者になれるわね」14歳の騎士リース・ド・ピアジェは、9つになるシーグレーヴの姫グウェネリンの騎士になると約束した。その6年後、グウェネリンは月明かりの下、リースに言った。愛している、と。だがリースは一介の騎士。おまけにグウェネリンの許婚はリースにとって恩義ある養父の長男だ。しかし彼もまた想いを抑えることはできなかった。リースはヨーロッパで賞金を稼ぎ、領地を得ることを決意するが、イングランドに戻ったその日に、男装して城を逃げ出したグウェネリンにそれと気づかず再会してしまう…。人気作家リン・カーランドの贈るド・ピアジェシリーズの始まりは、運命の翻弄されつつ生きる若き騎士と美しく破天荒な姫の恋物語。
著者等紹介
カーランド,リン[カーランド,リン][Kurland,Lynn]
執筆キャリアは、挿絵つきの短編冒険小説『クリントンの大騒動』を書いた五歳までさかのぼる。当時住んでいたハワイからアメリカ大陸に戻ったあとは、しばらくオペラに熱中していたが、大学時代にロマンス小説と出会い、自らロマンスの執筆を始めた。1996年に発表したデビュー作Stardust of Yesterdayでリタ賞受賞。以来、ヒストリカルロマンスを次々に発表、USAトゥディなどのベストセラーリストに名を連ねている。太平洋岸北西部在住
旦紀子[ダンノリコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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