内容説明
日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を連れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
64
きゃ~~~!と、乙女が怖じ気づくような扇情的なタイトルと表紙ですが、ご安心をwww実は、顔だけは文句なしに良いボンボンの更生物語になっているので、読後感は良いのです。主従逆転の調教下剋上モノという非常に濃いところを爆走しつつも、純愛物語だったりもするのです。お互いに相手のことを本気でぼろくそに言いながら、目はその姿を追い続けている・・・いわゆる執着するツンデレ×素直なツンデレ。面白かったです。奈良さんのイラストは、どのページを見ても眼福だし♪ちなみに私はレジに持っていく勇気はなく、ネットで購入(笑)2012/01/20
はつばあば
33
バーバラさんの本よりは読み易かったが、やっぱりこの金持ちのドラ息子にはヘドが出そうだった。甘やかしたツケは大きい。育ちはいいのだからもっと厳しく躾けられるべきなのだが・・今の世の中パワハラ・セクハラ・DVと虐待を受けた者か、甘やかされた者かしかいないような・・2018/09/28
合縁奇縁
28
本屋で買うのはちょっと躊躇するような表紙だな。クズで放蕩息子の孝彰が従兄弟で秘書の孝彰に弱みを握られ調教されていく。孝彰の飴と鞭の調教で放蕩息子の雄太が真面目になっていく姿は良かった。普通に働かせてみれば、意外とちゃんとできる子だった。孝彰がスタッフと一緒の職場で働いていたスタッフさえも気付かないくらいに見事な変貌を遂げた雄太。スーツ姿がかっこいいよ。ガラス張りのエレベーターの中で孝彰が雄太に跪くシーンが一番印象的です。2018/09/03
えみみ@ヒプマイ沼
21
夜光先生、この一冊にギュギュギュッと萌え要素を詰め込んできましたな(*´ω`*)主従、夜は下剋上、調教、放●、幼馴染み、首輪、眼鏡、ヒゲ...etc.ストーリーもテンポよく進んでいって綺麗におさまった一冊だわ、と満足♪最初は受けの雄太がヤンチャの過ぎる坊やだし、てんで中身はガキンチョだしどーなることやらと思ったけど( ̄▽ ̄;)攻めの孝彰の苦労(?)の甲斐あってびっくりするほど丸くて素直な奴に。可愛い子ほど旅に出して正解だったね、孝彰(笑)ちなみに、奈良先生の愛らしい子豚ちゃんを見て切なくなったのは私だけ?2012/09/23
辺辺
17
積本崩し。レーター狙い。この受がクズ中のクズですね。絵師・奈良千春さんの表紙といい、挿絵といい、裸体多めで首輪、眼鏡、髭に滾ったけどね、笑。2019/08/23