竹書房文庫
後宮の世界―仰天!歴史のウラ雑学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812427347
  • NDC分類 204
  • Cコード C0176

内容説明

正史の裏に後宮あり―。国家の安定に不可欠なお世継ぎ輩出の専門機関として、古今東西あらゆる王政の影に必ず存在してきた女だけの(ときには男だけの)世界=後宮。日本の宮中内裏と大奥、トルコのハレムにフランスのヴェルサイユ、中国皇帝の後宮からロシアの女帝が作った男のハレムまで、禁断の花園の内側を人物に沿ってドラマチックに紹介します。寵愛をめぐる際限なきバトルの中で生まれた純愛・悲恋の物語、背徳のエロスに残酷きわまりない事件、そして贅沢こそが生みうる薫り高き宮廷文化まで、「愛」と「政治」と「文化」のスリリングな三角関係があらわとなる歴史の裏舞台をこっそりとご覧ください。

目次

第1章 日本編―大奥と宮中内裏
第2章 中国編
第3章 トルコ編
第4章 イタリア編
第5章 フランス編
第6章 ドイツ・オーストリア編
第7章 ロシア編

著者等紹介

堀江宏樹[ホリエヒロキ]
1977年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。大学卒業前後から、ベートーヴェンなどの楽譜をいち早く出版したブライトコップフ・ウント・ヘルテル社の日本代理店の仕事を手伝いつつ、フリーライターとして活動を開始。活動ジャンルは幅広く、クラシックCDのライナーノーツからインタビュー、舞台の脚本執筆に音楽選定まで、独特のセンスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

3
パンがなければブリオッシュを食べればいいのに!」と発言したのはマリーアントワネットではなかったとは知らなかったわ。それでいて(発言の真偽は不明であれ)じっさいに発言したとされるマリー・テレーズというルイ14世の王妃の顛末はなかなか酷くて、教会によって心臓が競売にかけられてとある画家に購入された挙句、現在はヴェルサイユ宮殿に所蔵されている絵に使われたのだそうな。皮肉なものよ。2022/06/22

ず〜みん

3
トルコとか中国の後宮やハレムの話が新鮮でした。日本の大奥じゃない後宮の話もあればよかったと思いました。2011/10/25

VC

2
偉い人の性の話が中心。ラスプーチンのモノの展示品がナマコの説があるのか…2020/06/11

maria

2
再読。やっぱり面白い。「後宮」といえばいわゆる大奥などのハレムを想像しますが、というか一度読んでそっちの記憶が強く残ってたけど、結構ホモネタ多し。平安時代の日本や古代ローマホモ。赤裸々な平安時代のホモ日記とか、爆笑モノでした。仕事の休憩中にずっとニヤニヤしながら読んでしまった・・・台記が読んでみたい。あと纏足と宦官はやっぱりもうちょい詳しく色々読みあさりたい・・・写真とか図解が欲しい!あとポンパドゥール夫人が色んな意味ですごい!2014/11/12

maria

2
政治等を絡めたシステムの一環としての「後宮」を軸とした紹介で、トルコ、中国やヨーロッパから日本まで!世界の歴史雑学を絡めながらの紹介で、非常に面白かったです。特に日本は、大奥はまだしも宮中内裏については我が国ながら初めて知る情報ばかりで大変興味深かったです。中国の纏足と宦官、イタリアの変態・狂人皇帝がネタとしては面白かったけど、呂后とアントワネットは泣きそうになりました。良かった。ネタによって掘り下げ度合いにかなりバラつきが感じられましたが、大変面白かったです。お腹いっぱいになりました。2014/08/17

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