出版社内容情報
30万人の朝廷軍を迎え撃つ、古代東北の英雄たちがいまよみがえる。ウクハウと駿河麻呂、アザマロと家持、アテルイと田村麻呂、古代東北の雄渾なる群像が奥羽の山河を壮烈にかけめぐる。歴史小説。
第1章 白い狼
第2章 ハルと天馬
第3章 遠(とお)の朝廷(みかど)炎上
第4章 翻身(ほんしん)
第5章 往きてまた還らず
第6章 飛蝗(ひこう)
第7章 越(こし)の道遥か
第8章 村夫子
第9章 白い嵐
第10章 清水寺(きよみずでら)
内容説明
奈良時代末期の宝亀五(七七四)年、東北三十年戦争の幕が切っておとされた。蝦夷征伐という名の移民政策(土地略奪)に対し、蝦夷地の人々が自活独立を模索して立ち上がったのである。ウクハウと駿河麻呂、アザマロと家持、アテルイと田村麻呂、古代東北の雄渾なる群像が奥羽の山河を壮烈に駆け抜けた姿を描く歴史小説。