内容説明
鉄道紀行作家宮脇俊三をはじめ、世田谷在住の執筆者を中心に多角的に構成し、東急電鉄車両部長宮田道一が全般をまとめます。現在の世田谷線を楽しく紹介し、懐かしの玉電と街を、新発掘の写真や資料で回想。
目次
世田谷線・彩時季
玉電時代の記録
思い出の玉電
地上駅のころの渋谷駅
「玉川勝地」と玉電
玉電グラフィティ
戦前生まれの玉電車両たち
座談会 戦前戦後の玉電意外史
激変する玉電今昔対比
玉電メモリアル
「玉電」図録を制作して
砂利が取り持った縁 玉電と東京市電
玉電に見る電車のスタイル考
イラストで見る玉電の運転台としくみ
運転間隔0分の記録〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっちゃん
0
懐かしい写真が多くて面白かったです。2015/04/23
rbyawa
0
b074、玉電というのは同じ形で高度成長期の頃まで残ったため、今でもそこそこ人の記憶にも残る世田谷の街を走っていた路面電車。大雑把に今の東急世田谷線と田園都市線のルートに当たる、惜しまれたけれど失われることへの非難もなかったとは他の本では読んだけれど、この電車があった頃のほうが街が豊かだったというのは正直物理的にもわかる気がする、全ての面が人のいる場所だったのに、なにか今は通りすぎる地点になってしまった。この本は複数著者で、玉電そのものが作られた目的から語っている、街の発展そのものの生き証人でもあるのか。2011/07/05