内容説明
本書はまず、通学区域制の社会文化的側面に主たる着眼点を置き、学校(とりわけ小学校)の地域的基礎になっている通学区域の地域的存立構造の解明を図る。そのうえで、通学区域の存立構造を踏まえ、同時に、地域社会の変化、学校改善の視点を絡ませながら、どう通学区域の見直し、再編を図っていくか、という教育計画論としての課題を設定する。
目次
第1部 小学校通学区域制度の構造化の契機(小学校通学区域制度の構造化の研究課題と作業仮説;小学校通学区域制度の存在構造に関する事例研究;小学校通学区域制度の構造化に関する仮説的構成)
第2部 小学校通学区域制度の再編と計画
(小学校通学区域の編成計画における教育スケール;小学校通学区域の再編と地域学校システムの構築;小中学校統合と小学校通学区域の再編;小学校通学区域の再編と地域教育計画)