目次
1 「勤婦連」の誕生とその準備過程(敗戦直後に結成された「大阪勤婦連」;敗戦と労働組合の結成;「勤婦連」の準備過程;全国的にもこのような横の連携はあったのか)
2 勤婦連の活動・歴史的役割と「労組婦人部」づくり(勤婦連の役員と事務所;勤婦連としての活動;勤婦連の果たした役割;大阪勤婦連の「解消」)
3 勤婦連を担った人々と切り拓いた婦人労働運動(関久子(尾崎邦)―勤婦連初代委員長のリーダーシップ
小林美代子―労働組合婦人部の原型を刻む
桂あや子―女の職場は女で守らなあかん
飯田好子―労働組合も仕事も定年まで一生懸命に
西川好子―婦人部づくりに全国を飛びまわる
永井美津―いつも勤婦連会場設定の裏方)
4 大阪総評婦人部運動への継承(しのびよる軍靴の足音に抗して;婦人部解体攻勢をのりこえて)
5 シングルで生きぬく生涯の友の支えあい―「きらく会」と絆の継承(「きらく会」の結成と生涯の友の支えあい;「勤婦連」・「きらく会」の絆とその継承)
付論 「労働組合婦人部」をめぐる変遷
著者等紹介
伍賀偕子[ゴカトモコ]
1942年大阪市大正区に生まれる。1966年大阪市立大学文学部(哲学専攻)卒業。1966年大阪総評(日本労働組合総評議会大阪地方評議会)に就職し、女性運動オルグ・国民運動を担当。1989年総評解散にともない、連合大阪(日本労働組合総連合会大阪府連合会)に移籍し、定年まで政策スタッフ。2002年財団法人大阪社会運動協会専務理事。2006年同協会を退職し、ボランティア・スタッフとして学んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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