内容説明
その日、僕は“父親”になった。本音と向き合い続けた覚悟のサッカー人生。
目次
第１章 卒業文集に書いた夢―誕生～小学校時代
第２章 覚悟を決めた日―中学時代
第３章 プロへの『合格通知』―高校時代
第４章 挑戦―大分トリニータ～グルノーブル
第５章 落選と怪我―浦和レッズ加入～東日本大震災
第６章 笑顔と涙―東日本大震災～左膝前十字靭帯損傷
第７章 ２度目のルーキー時代―左膝前十字靭帯損傷～現在
母への手紙
著者等紹介
梅崎司［ウメサキツカサ］
１９８７年２月２３日生まれ。長崎県諌早市出身。浦和レッドダイヤモンズ所属のＭＦ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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M
87
父親の激しいDVによる壮絶な幼少年期を日々かいくぐりながら、母親の掛け値ない愛情を糧に、サッカーを唯一の心の拠り所として自分と闘い抜いてきたその実録に、涙を堪えきれずに読みました。父親を見返してやるという気持ちと、母親の尽力と愛情に応えたい、その絶妙なバランスこそが彼の並々ならぬ強靱な原動力や忍耐力になったと思うと複雑な思い。それでも当の本人の、すべての環境が絡み合ってここまでやってきた思いが綴られ、胸が詰まる。プロサッカー選手を夢みる少年少女に是非読んでもらいたい本。2018/02/25
たーさん(^-^)
49
壮絶な家庭環境で育った梅崎さん。父への反骨精神と何事も負けない気持ち。お母さんを守りたい、楽させてあげたい、その気持ちが彼をプロサッカー選手にしたんだな～ 彼も結婚して、許せない父とお酒を飲みながら許せないけど楽しいお酒が飲めた時読んでて涙が出ました。お父さんは何故お母さんに暴力を振るっていたのだろう。 梅崎さんも結婚してお父さんを反面教師としていい家庭を気づいていくだろうなと思いました。浦和レッズ時代をもっと見たかったです。こんな強い精神力すごい！やっぱりスポーツ選手って半端ないっ❗❗2018/07/21
lollipop
10
ルヴァン決勝戦を前にやっと読めました。梅崎選手がなぜ人気があるのか慕われているのかが物凄くわかります。努力の人！移籍の際にチョウ監督と共に泣いたって話は有名だけど、積読していたのに、なぜもっと早く読まなかったのか悔やまれます。サッカー選手を志す少年少女、その親御さんに是非とも読んで頂きたい。文体も読みやすいので小学生でも大丈夫。2018/10/20
＊
10
眼前DVも、親戚の心無い言葉も、包み隠さず（というのは過言かもしれないが）記されている。悲劇への反発、挫折、そして昇華。単なるサッカー選手のライフログではなく、家族の意味について考えさせられる一冊です。今季、梅崎選手は浦和から湘南に移籍する。えこひいきという意味ではなく、全力で応援します▼♪共に進もう、共に叫ぼう、オオオ、梅崎司～！2017/12/29
jiangkou
7
梅﨑選手についてはいい選手だし、記憶に残る得点、光るプレーをするがついてない(怪我)選手という印象だった。その光るプレーが幼少期のどん底不幸人生ばねになっているとは知らなかった。長崎で生まれ家庭内暴力に耐えかね幼くしてプロで金を稼いで母を養わないと生きていけないと強く思ったことが度重なる怪我を克服する力となったのだろう。本来自身が持っている才能以上のプレーを見せていると感じたし、湘南ではその経験もチームに活かしているようにみえる。今後のさらなる活躍を願わずにはいられない。2018/10/29
