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アニメ・マンガで地域振興―まちのファンを生むコンテンツツーリズム開発法

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  • サイズ A5判/ページ数 241p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809040610
  • NDC分類 689
  • Cコード C0036

内容説明

不況でも、内向き志向でも、若者が押し寄せる町がある。経済効果は10億~20億!?(鷲宮商工会事務局長談)。現場の声、ノウハウが満載。

目次

第1部 理論編―アニメ・マンガでまちおこしができるのか?(アニメ関連まちおこしの現状;21世紀の観光コンテンツを考える―観光をめぐる新たな潮流;観光まちづくりとしてのアニメツーリズム―その考え方と戦略)
第2部 実践編―アニメツーリズムのはじめ方(ファンの動向をつかむ―関係性構築の第一歩はファンの動向把握から;ファンと良好な関係を築く―ファンの心理を知る;製作者との連携―製作者とのコンタクト、共同作業の開始;地域・組織内の調整―「民」の力を大きく活かそう;グッズ製作・イベント企画―グッズは「よりしろ」、イベントは「まつり」)
第3部 展望編―作品ファンからまちのファンへ(改めてコンテンツツーリズム、アニメツーリズムとは;「コンテンツのファン」から「地域のファン」にする方法;著作権との付き合い方)

著者等紹介

山村高淑[ヤマムラタカヨシ]
北海道大学観光学高等研究センター准教授。専門は観光開発論、文化資源デザイン論。1971年、静岡県浜名郡可美村(現・浜松市)生まれ。北海道大学農学部卒、民間企業勤務、北京大学留学を経て東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。京都嵯峨芸術大学専任講師・助教授を経て2007年より現職。1994年から中国大陸でフィールドワークを継続中。雲南省麗江を対象にした、世界遺産登録と観光地化が少数民族文化の継承に与える影響に関する研究で2002年「第1回旅の文化研究奨励賞」受賞(旅の文化研究所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
本書が電子書籍でしか再版されないのはこの分野の研究にとっては損失ですらある、超基礎文献です。本書の後に、類似の研究がたくさん出ましたが、管見の限り本書を超えるものはないように思います。特に素晴らしいのが、あくまでも非経済的な価値や歴史的な意義について強調されている点です。アニメやマンガでボトムアップ的に盛り上がる観光の経済効果などはたかが知れているにも関わらず、その後の研究がそのような文化史的な部分よりも実践の分析に偏り、観光経営学の亜流に堕してしまっているかのように見えるのは嘆かわしいことだと思います。2019/01/03

フェイ

2
よくあるアニオタ目線の聖地巡礼事例集かと思ったが、予想よりずっとマジメだった。若者だけで盛り上げようとしても、著作権等の手続きが面倒で不完全燃焼で終わってしまうため、行政や商工会のような部署がサポートする必要性があることや、まちおこしする際は、どこか一店舗が一人勝ちすると後々不和が残るため、地域で分業し、みんなで儲ける発想が必要など、思わぬ視点があった。図書館で借りていたが、自分用にも一冊持っていたい本であった。2016/12/17

( ̄∀ ̄)

1
今やアニメやマンガファンを軽視できない状況。いかにうまく取り込んでいくかアニメツーリズムを見直す良いきっかけだと思う。アニメやマンガのファンはただ受け身なだけではない。二次創作や、企画参加など発信源になることもある。市場もファンからの発信を主に活動すれば、元出は0に近い運営もできる。作者と地域、そしてファン。だいぶこの関わりが研究されてきたと感じる。2013/10/02

Peace Maker

0
一アニメファンとして、学ぶことがたくさんあった。また、アニメと観光の関係についても、よく知ることができた。2013/11/25

おい

0
アニメの聖地巡礼を活かした地域活性化策を事例を元に分かり易くまとめた本。少し前の本の為、その後の研究の結果を見てみたい。2013/07/16

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