出版社内容情報
日本の進路を決定する重要な岐路――国連安保理の常任理事国となるのか否か――に関して政治家たちはあまりにも私たち日本国民に知らせなさすぎる。外務省主導で強引にすすめられようとしている常任理事国化についてはっきり根拠を示して否定する一冊。
内容説明
いま日本が大国意識を抱えたまま安保理で常任理事国になるのは限りなく危険だ。田中秀征(新党さきがけ代表代行)高野孟(インサイダー編集長)河辺一郎(国連研究者)の警世鼎談。
目次
第1章 日本は国連で何をしてきたか、何のための常任化か
第2章 安保理常任理事国の義務と権利
第3章 安保理常任理事国のメリット、デメリット
第4章 「非軍事貢献の常任理事国」は可能か?
第5章 PKO・PKFと日本
第6章 国連中心主義・国連外交の中身
第7章 日本の常任理事国化とアジア・第三世界
第8章 日本が常任理事国になる日
終章 日本人の選択、日本国の選択