内容説明
無農薬・無化学肥料で庭づくりをしてきた植木屋さんが、長年の経験と観察をもとにあみだした農薬を使わない“虫退治”のコツを庭でよく見る145種の虫のカラー写真とともに紹介します。無農薬で庭づくりをするには、虫を知ることがいちばんの近道。庭の虫たちは、どんなところに、なぜ発生するのか、何を食べているのか。ほうっておいていい虫なのか、気をつけたほうがいいのか。庭にいてほしくない場合はどうしたらいいのか。知れば知るほど、ますます庭づくりがおもしろくなる。
目次
基礎編(オーガニックガーデンとは;オーガニックガーデンと生態系;庭の虫たちから見る自然;虫の食害への対処法 ほか)
虫編(ナミテントウ;ナナホシテントウ;ムーアシロホシテントウ;キイロテントウ ほか)
著者等紹介
曳地トシ[ヒキチトシ]
1958年、神奈川県真鶴町生まれ
曳地義治[ヒキチヨシハル]
1956年、東京都立川市生まれ。昔からデザイン関係の仕事に関心をもっていたが、木工業、ログビルダーなどを経て、植木職人となる。日本生態系保護協会・ビオトープ施工管理士2級。土木施工管理士2級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
24
環境配慮型の庭づくりの提案と、庭に来る虫のハンドブック、というような本。著者は虫は嫌いだったが、無農薬で植木屋を続けるためには必要として、虫の観察をしてきた人。まさに「生物多様性」の大切さを知る。安易に除草剤や殺虫剤を使うことは、結局のところ私たち人間にも良くないと思う。すべてが共生できますように。2023/09/07
コスヤ
15
たまに行く園芸店にあるカフェの壁一面の本棚の中の本で、そこに行くと毎回これを見ます。今日は母とランチに行きまして、またこの本を手に取りました。凄く興味深くて、雑草や虫と出来るだけ共存したい私には本当に役立ちそうなのですが、いつも少しだけ本を開いて除き見るようにしか読めないのです。何故なら気持ち悪い虫の写真が載っていて、さぶいぼが出るからです。お洒落なランチを食べながら見るような本じゃ無いのです。他のお客さんの目に入っても気の毒。でも毎回この本を選んでしまいます。だからもう、購入しようかと思っています。2014/06/30
かっぺ(こと悩める母山羊)
8
宅地で実行するには少々難しいかな。肉食系昆虫、爬虫類の誘致にせっせと励もうと思いました。2014/04/14
Humbaba
6
ガーデニングをしていれば、様々な虫と出会うことになる。一言に虫といっても、そこには害虫もいれば益虫もいる。害虫であれば駆除する必要があるが、種類によって対処も変わってくる。益虫か害虫か、またその対処法はどうであるかを知るためにも、まずはそれぞれについての知識をつけることが必要になる。2015/10/06
車輪
3
良い本ですね。とりあえず一家に一冊。2011/07/23