内容説明
不思議な本である。単純な合理主義者には、荒唐無稽な絵そらごとにしか思えない、そんな話も多い。ここにはあなたの知らない世界、しかも人間にとってもっとも重大な意味をもつ領域が大きく新しい窓を開いている。
目次
１章 日常生活に及ぼす深層心理の影響（現代の不安について；不安の克服；劣等感とは；自殺について；コンプレックスと浄化法；病気と深層心理）
２章 新しい心理学の世界（超心理学の意味するもの；心霊現象について；超心理学的処置と治療の実際）
３章 科学と宗教（深層心理学からみた宗教；正しい宗教のあり方；深層心理と仏教の再発見；新興宗教の偽瞞）
４章 人間性の復活（超心理学と人生観の変革；日本思想の再発見こそ第二のルネッサンス；生命主義と実生活への応用；新しい宇宙観と人間性の復活）
５章 深層心理と日本の神（日本民族の源泉；古代に成立した単一民族国家；わが国の神話の独創性；現代科学の理論を超えた神秘；神と自然と人間の調和；西欧文明の危機と東洋思想の再発見）
著者等紹介
鴨志田恒世［カモシダツネヨ］
大正１１年茨城県日立市生まれ。東京医科歯科大学、東京大学医学部選科、法政大学哲学科を卒業。人文科学・自然科学の多方面にわたり研鑽を重ねる一方、特に深い宗教的体験を通じて精神的修練を積み、科学と宗教の間に確固たる接点を見出す。医学博士。社会教育団体「わたつみ友の会」会長。昭和６２年９月、急逝（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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