川のある街 - 伊勢湾台風物語

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川のある街 - 伊勢湾台風物語

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806206026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Our Homeisland

29
大好きで尊敬している清水さんの作品を読みました。名前はよく知っている大災害について、同時代で経験して記憶に強く残っている東日本大震災を経て読むことができたので有意義でした。映画の原作として書かれたものが単行本化されたものだそうです。清水さんらしい派手さは無いですが堅実な語り口も好感が持てます。「名古屋のおかしさ」を嗜虐的、パロディ風に扱うこともある清水さんですが、この本には名古屋の良さを強調したいという地元愛が溢れていました。短い間に主人公の少年が成長していく姿も良かった。多くの人に読んで欲しい本です。2016/06/29

助作

1
昭和34年9月26日、東海地方を襲った台風15号ーいわゆる伊勢湾台風ーを当時少年だった名古屋の下町のおじさんたちが回想する物語。2016/05/20

COLD SWEAT

0
伊勢湾台風が来たときの名古屋を描いた小説。作者が体験したであろう内容でリアリティがある。2010/03/18

よしよし

0
私は愛知県三河地方出身で、伊勢湾台風を小学校時代に経験し、恐怖の夜を記憶している。幸い、隣の尾張地方のような水害は経験していない。でも強風で、地域のシンボルである松の木が倒れ、電柱も倒れ停電し、暗い夜が一か月も続いたことは忘れられない。著者は平易な文章で、モデル的な数家族を描いているが、サクサク読めない。経験した情景と重なり辛くなり度々中断したからだ。その中で、名古屋弁の愛嬌が良い。「どえらけにゃあ」など知らない言葉があり、つい名古屋出身の夫に発音を確認してしまった。台風予報は充実してきたが、まだ怖い。2023/07/30

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