法哲学体系講義<br> 正義論概説

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法哲学体系講義
正義論概説

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805701973
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C3032

内容説明

この本の内容は、前半が、正義を考えるための準備と、それを兼ねて昔の偉い人がいっていたことの整理であり、後半が、フリー・マーケット・システム(団地の集会所の前で半年に一回やる「フリーマーケット」もこれのプリミティブ版だが、近代以降の社会の基盤にある「しくみ」)における正義を、自由と平等をキー・ワードに探っていく、という作業になっている。

目次

1 法と正義―この世に正義はあるか
2 正義と自然法―正義は客観的に実在するか
3 正義論の系譜―正義とはなにか
4 西洋正義論の源流―アリストテレスの正義論
5 リベラリズムの正義論―ロールズと平等
6 リバタリアニズムの正義論―ノージックと自由
7 想像力の正義論―市場の論理と倫理を超えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Zelhelm

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私達が資本主義社会を前提として生きている以上、メタ的な視野でその善悪を問うことは困難である。ロールズやノージックも資本主義を前提として理論を組み立てた。だからこそ彼らの業績が称えられるのはわかる。しかしその一方で資本主義そのものを問う姿勢も困難だからという理由で放棄してはならないのではないか。「正義」が実現されている社会を「ユートピア」というのなら、それを構成する「人間」を含めて追究する。その不断の努力が普遍的価値に辿り着ける蓋然性は低くても可能性はゼロではないはずであると、個人的には信じたい。2011/04/06

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