内容説明
あたたかいみなみのくににひとりのおうさまがすんでいました。おうさまには１１にんのおとこのこと、エリザというおさないおんなのこがひとりいました。こどもたちはとてもしあわせにくらしていました。でも、おかあさんがなくなり、あたらしいおきさきがおかあさんになったとたん、ふこうがまちうけていました。おきさきはこころのつめたいひとでした。エリザをいなかのおひゃくしょうさんのいえにあずけると、おとこのこたちにいいました。「おおきなとりになってとんでおゆき。」かわいそうに１１にんのおとこのこははくちょうにすがたをかえられ、しろのまどからとびたっていきました。
著者等紹介
西本鶏介［ニシモトケイスケ］
１９３４年奈良県に生まれる。昭和女子大学教授。評論家、民話研究家、童話作家として幅広く活躍している
牧野鈴子［マキノスズコ］
１９５１年熊本県に生まれる。熊本短期大学教養科美術コース卒業。創作絵本「森のクリスマスツリー」（文研出版）で’８３年ボローニャ国際児童図書展エルバ賞推奨、「おはいんなさいえりまきに」（金の星社）で第３１回サンケイ児童出版文化賞を受賞
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