内容説明
卑弥呼とはいったい誰だったのだろうか。この謎は、古い時代から知識人の注目をあつめてきた。『日本書紀』の編者は、卑弥呼神功皇后説をうち出していた。しかし、現在では、卑弥呼に相当する人物は日本の文献には出てこないということが、定説になっている。このように、卑弥呼に関する事象のすべてが謎だといってよい。本書では、卑弥呼をめぐる謎にできうる限りせまってみたい。
目次
第1章 卑弥呼の登場
第2章 卑弥呼の統治パワー
第3章 卑弥呼の対外戦略
第4章 邪馬台国の敵と味方
第5章 邪馬台国の衣食住
第6章 卑弥呼の宝蔵品
第7章 邪馬台国こぼれ話