内容説明
動物生態学の学者だった都鳥博士は警視庁の中途採用試験に合格し、43歳にして捜査一課に刑事として配属される。仮説・実験・証明を繰り返し論理的思考力で常に物事の原因を追及する彼を待っていたのは、指導役で正義感の強い若手刑事・安永と、巧妙な完全犯罪の数々だった。年上で変わり者の新人刑事と若くて熱血漢の先輩刑事がコンビを組み、次々と起こる事件に立ち向かう、至高のエンターテインメントミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
53
ドラマの補完版みたいな感じ。この本だけで色々と理解するのは苦しいかも。そう。ドラマを初回と最終回しか見ていない自分も結構苦しかった。2014/09/24
ちょん
23
これドラマのノベライズだったのかー!途中まで全く気づかず読んでました!小説として違和感なく楽しめます(*^^*)続編読みたいくらい! ただ、せっかく「動物生態学の学者」という面白い設定があるので、そこを生かした事件がもっとあってほしいなぁと(ФωФ) 「彼が欲しかった後輩は、こんな不思議系のおじさんじゃない。」この台詞に笑ってしまった(^-^)2018/01/20
十六夜(いざよい)
18
①オシドリ…仲良し夫婦と思われていた夫婦が夫の不倫をネタにアシスタントから脅されていた。しかし実際不倫などはなく妻の為の行動だったのだが…。なんとも切ない結末。②フラミンゴ…有名デザイナーが仕事を下ろされる事を知り長年付き合いのあった経営者を殺してしまう。トトリの結末はいつも少し物悲しい。③ウミガメ…ピアニストが演奏の最中に抜け出し殺人を犯すと言う大胆なストーリーって古畑任三郎にあったじゃないか。最初に犯人が分かっていて、いかに刑事が真相に近づくかを見守る倒叙ミステリー。なかなか面白かった。2017/05/24
Kenichi Yanagisawa
18
ベタなテレビドラマ。それもそのはず、ドラマの脚本を本に仕立てたらしいので。主人公は某「古畑○○○」の匂いが、、、笑2012/12/06
theth
16
設定や物語の進行が古畑任三郎形式で、とてもよく似ています。以前にテレビドラマで放映されたようですがドラマの為に書かれたのか、ドラマ化されたのか分かりません。でもきっと小説で読む方が面白いんじゃないかなぁ。めちゃくちゃ面白くてシリーズがあるなら読みたい!!と思いました。★★★★★2018/01/07