感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
22
△ 4コママンガ家が描く、8ページのショートストーリー16篇。テーマは「おわり」。最後の一杯を飲んだ客が酒蔵まで新しい一本を買いに行くルールがある居酒屋の物語「最後の一杯」、美容師をやめる友達に最後に髪を切ってもらう「最後の客」、人口200人の小さな島で学校が閉校になる「最後の卒業生」、喫煙人口が減ってタバコの製造が停止する事になる「最後の一本」、68年続いた煎餅屋を描く「最後の営業日」が面白かった。いずれの作品もちょっとした切なさや驚きがあって、軽く読むには良いが、物足りなさが残る。2016/04/21
鱒子
18
4コマ王子小坂俊史の4コマでない短編集。「おわり」がテーマで、一升瓶に残った最後の一杯や、出席番号が常に最後の子、元歌手が振り返る自分のラストステージなどの話がありました。しかし、これでおわりと言ってみても人生は続いていくもので…この作者は情緒をさらりと描くのが本当にうまいなあ。2016/06/19
アルカリオン
13
これは傑作。第1話を試し読みして、購入を決めたのは正解だった。絵柄もほんわかして好感が持てるし、話の視点やショートショートっぽいオチも良い!2021/08/05
まはな
5
(購入)いろいろな終わりの話。電車も野球もいろいろありました。舞い散る紙束、旅の終わりが好みでした。全体的にこの寂れたような感じの作風が好きです。2016/03/03
hirokazu
4
四コマ王子の初ショートコミック(8ページ)連載作品。オチにひとひねりがあって、四コマとは違う楽しさが味わえる。「最後の打者」が好き。この本が気に入られた方は、小学館から同時に「まどいのよそじ1」が発売されてるので、そちらも是非。2016/03/12