内容説明
いのちへの思いを重ねてこそ、本当に大切なことに気づき、幸せになれるのです。それが、「いのちの旅」です。さあ、「いのちの旅」を始めよう。ゆっくりでいい、転んでもいい、迷ってもいい。その一歩一歩が、きっと、生きる力になってくれます。6歳までの“いのち”を輝かせた少女と家族の実話。
目次
ぼくが十代だったとき
大きな愛に守られている
当たり前にある「いのち」は、きせきなんだ
一人では生きられない
今このときを、生き抜く
死によりそい、ありがとうを伝える
絶対、親より早く死んではいけない
笑顔は、こだまする
いのちへの思いは、家族の絆になる
いのちのバトンを胸に生きる
夢は叶う
子どもたちに届けたい「いのちのメッセージ」
著者等紹介
鈴木中人[スズキナカト]
昭和32年愛知県生まれ。56年、デンソー入社。平成4年、長女の小児がん発病を機に、小児がんの支援活動やいのちの授業に取り組む。17年、会社を早期退職して、いのちをバトンタッチする会を設立。いのちのバトンタッチをテーマに、いのちの輝き、家族の絆、生きる幸せ・働く喜び、良き医療などを全国に発信する。いのちの授業や研修には30万人が参加。いのちの授業は、小学校・道徳の教科書にもなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ue3104
6
今、自分が悩んでいることなんて、小さなことだと思えた。6歳で人生を終えた子どものことを思うと、我が子と重ねて考えてしまい、何とも言えない悲しみを感じつつ、でも生きる勇気をもらえた気がする。生きている限りチャンスはある。生きられることに感謝だと。2021/10/07
Ryotaro Tsunekawa
3
こんなにも響いた本はこれまでに片手に収まるほどだと思う。タオルを手放せなかった。再読しても涙なしに読む自信がない。いのちの大切さを訴える話は今までにも読んだけれど、そのどれよりも響いたのは、お父さんもお母さんも、景子さんも弟さんも、真っ直ぐで、優しくて、純粋だからかもしれない。そのことが、いのちの授業を聞いた人たちにも伝播している様子が伝わってくる。人を憂うのが優しさで、涙を流した分だけ優しくなれると著者は言う。この本で流した涙の分も、きっと優しくなれるように思う。多くの人に読んでほしい本の一つ2021/10/25
みさ
0
涙がとまらない。子どもと何度も読みたい本。2020/01/19