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電気がなくても、人は死なない。―元・東電原子炉設計者が教える愉しい「減電ライフ」

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800305428
  • NDC分類 543
  • Cコード C0095

内容説明

電力会社なんてなくたって、生きていける。原子炉をつくった本人だから知っている電気のムリ・ムダと、オフグリッドな暮らしの楽しみ方。

目次

序章 電気ポットを使わなければ原発3基止められます!(私たち自身が変われば原発は止められる;電気には電気にしかできないことをお願いする ほか)
第1章 私が電気代ゼロ円生活をはじめた理由(電力会社に別れを告げた夏;「電気を買わない」生活だけが原発を止められる ほか)
第2章 脱原発は脱使い過ぎからはじまる(私たち家族は「1時間60ワット」で暮らしています:「やられる人」と「やられない人」 ほか)
第3章 簡単で楽しい!電力消費量を減らす10の方法(電力消費量の圧縮をゲーム感覚で楽しむ;我が師マサイさんの教え)
第4章 「3・11」と原発のすべてを話そう(「この世の終わり」と覚悟した3.11;やはり起こってしまった原発事故 ほか)
第5章 自然が教えてくれた「分かち合う」生き方(海から学んだ「分かち合う」精神;ヨーガで内なる声を聞く ほか)

著者等紹介

木村俊雄[キムラトシオ]
1964年秋田県生まれ。元東京電力福島第一原発エンジニア。東電学園高等部を卒業後、東京電力に入社。福島第一原子力発電所では、原子炉の設計からたずさわり、プラント運転管理や各種検査などを長きにわたって担当する。核廃棄物をつくりだす原子力発電に失望し、2000年に退職。当時から福島第一原発の津波による脆弱性を見抜き、その危険性を訴える活動をはじめる。2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故が現実のものとなり、「事故を予見した唯一の人物」として、国内外のメディアから注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

69
3月最初の本。元東電の著者だけに鬼気迫る内容。一部の東電の人達のいい加減さがよく分かった。人間が共存出来ない核廃棄物を作り続けて知らん顔はおかしい。未来の子ども達に恥ずかしい。申し訳ない。そんな思いからこの本を書かれている。オフグリッドは無理な場合が多いが、節電なら誰でも出来る。そういうのは得意なので毎日やってます。以前ロシアに隕石が落ちた事があり、この様な隕石が原発に当たったら、人類は終わりなのに、何も考えていない原発推進派の人達。超自然派生活が今は最先端に納得!2022/03/01

たまきら

39
原発肯定派は、ほぼ必ず「じゃあ反対の奴らは二度と電気を使うなよ!」と言います。この本では元東電の原子炉設計者が、いかにそのような捨て台詞が無知から生まれているのかを丁寧に説明しています。彼の正直さ、そして敵味方に分かれるのではなくよりよい生活向上のために対話していくべきだとする態度に我が意を得たり、と感じました。日本ではもちろん自然災害がウェイクアップコールですが、今回ウクライナで原発が攻撃されたことで、自然災害に危機感を持っていないヨーロッパ各国も危機感を持ち始めたのではないでしょうか。読み友さんから。2022/03/12

naji

4
エネルギー問題に対して『誰かが何かをかえてくれる』と期待するのではなく、自分自身の事から変えていく必要がある。エネルギー効率をもう少し深く考えておかないと、貴重な電力を使いすぎてしまっている今の生活スタイルに気付かなかったなと思う。代替案として再生可能エネルギーに直ぐ飛びつくのではなく、シンプルな様式に切り替える発想があっても良いと考えられた。2015/05/04

なっしー

2
ほんのちょっとだけ節電すれば約3割の電力を削減でき原発の必要性はなくなる。現在のライフスタイルを変えるほどのことではない。電気ポットをやめるだけでも効果は大きい。電力会社の利潤はほとんどを家庭利用に依存している。少しでも多くの電気を使わせようとメーカー、電力会社結託して煽る。電力会社はコストを使えば使うだけ儲かるという仕組み。そのため莫大なコストのかかる原発をメーカー共々使う。半永久的に処理できない廃棄物を出し続ける。福島原発メルトダウンを予告していた筆者、分かり易く説明している。自分も節電しよう。2016/12/29

Matsui Kazuhiro

2
少し盲目的に原子力発電に対して批判をしている様にも見られるが,実際に電力会社からの電気を引き込まずに生活をするというスタイルは,主張と一貫していて説得力も感じる.#802015/04/18

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