出版社内容情報
三国志単独として10年ぶりとなる展覧会『日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」』が、2019年7月から東京国立博物館で開催されます。今回の展覧会は「リアル三国志」をテーマに、物語ではない、実際にあった歴史上の三国志を最新の研究によって読み解くものです。本誌は展覧会の開催に合わせ、『三国志演義』では極端に脚色された、または描かれなかった、「三国志」の真実を明かす一冊です。小説である『三国志演義』に対して、歴史書である陳寿の『三国志（正史）』ではどう描かれていたのか、最新の発掘調査の結果と合わせて解説します。陳寿『三国志（正史）』をひもといて、7割の史実と3割の演出（虚構）といわれる『三国志演義』が描いた三国の本当の姿を浮き上がらせ、さらに最新研究で“リアル三国志”に迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
4
☆4 「演義」は漫画と小説で数作品ずつ読んだけれど「正史」はノータッチだった三国志。両者の違いがよくわかった。三国志展早く行きたい。正史も読んでみたい。2019/08/11
kuma_kuma
0
歴史書の三国志、小説の三国志演義、大抵の三国志関連の読み物は上記の二つの文書を基に展開されていきますが、この本はそれに加えて発掘された考古学的な見地が加わっています。三国志は好きだけど、似たような話ばかりだなぁと感じている人に良い一冊だと思います。2019/11/13
