宝島社新書
カラー版 重ね地図で読み解く京都の「魔界」

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800291653
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0221

出版社内容情報

半透明のトレペを使用した特殊地図で平安時代と現代の地図を透かして見ることにより、「魔界」と現代の接点を垣間見るという趣向の「裏」版・京都街歩き新書です。1000年にわたる豊かな歴史を有し、年間5000万人以上の観光客が訪れる京都は、早良親王や菅原道真など怨霊や、鬼や天狗といった物の怪がはびこり、それらを鎮める安倍晴明や空海らが活躍した地でもあります。怨霊や物の怪の関連スポットを巡る14の魔界散策コースを紹介します。

内容説明

半透明のトレペを用いた特殊地図で平安時代と現代の地図を透かすことによって、「魔界」を垣間見る趣向の「裏」版・京都街歩き新書です。1200年にわたる豊かな歴史を有し、5000万人以上の観光客が訪れる京都は、早良親王や菅原道真などの怨霊、鬼や天狗といった物の怪がはびこり、それらを鎮める安倍晴明や空海らが活躍した地です。本書では、怨霊や物の怪のスポットを巡る14の魔界散策コースを紹介します。桓武天皇はなぜ平安京に遷都したのか?観光客であふれる八坂神社周辺は、かつてどのような場所だったのか?など、さまざまな疑問に答えます。世界に誇る魔界都市・京都を散歩する際に便利なポケット版ビジュアルガイドです。

目次

第1部 京の魔界を知る(京の都市設計;怨霊と物の怪;陰陽師と密教僧)
第2部 京都魔界巡り(洛中を巡る;洛東を巡る;洛北を巡る;洛西を巡る;洛南を巡る;滋賀まで足を延ばす)

著者等紹介

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター所長。埼玉大学教養学部教養学科卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。専門分野は、文化人類学、民俗学、口承文芸論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Norico

15
また旅に出られるようになった時のために、京都のお勉強。桓武天皇はじめとして貴族たちは、怨霊になるほど恨まれるようなことばかり繰り返してるよなぁ。自分の舌を噛み切って、その血で呪いを書くって、想像するだけで恐ろしい。ちゃんと祀られた神様やその由来を調べてお参りしないと。2021/05/04

大臣ぐサン

7
我らが小松和彦先生監修の京都魔界案内。内容的にはあまり目新しい事もなく初心者向け。個人的にはもっと学術的な内容が欲しかったけど、重ね地図は斬新。これを片手に京都巡りしたい。2019/08/14

Junko Yamamoto

4
京都の歴史の「深み」がわかる2022/09/19

わ!

4
確かに「重ね地図」で、平安京のあった場所と、現在の京都市との対比図が見れるのだが、いかんせん小さいのと、枚数が少ないのが残念。あとなんだか無理矢理「魔」に寄せているようなところがあり、なんだか昔の夏休みにあった、テレビの怪奇特集番組を見ているようだった。まぁ、この手の話の入門編としてはわかりやすい一冊になっているの…かな?2022/08/08

しろくま12

4
「妖怪」「鬼」「呪い」「怨念」などが面白いなあと思うのは、その時代を生きた人たちの考え方とか感じ方とか心が伝わってくるから。何だかわからないけどそこにある「恐ろしいもの」と共生してきた歴史が京都なのだ。2020/05/10

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