ディスカヴァー携書<br> 患者は知らない医者の真実

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ディスカヴァー携書
患者は知らない医者の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 303p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799318607
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0236

内容説明

「患者の話を聞かない医者」と「医者を信用しない患者」。勤務医は底辺労働者?大病院はなぜ並ぶ?ジェネリックは高くつく?NHK記者から医者になってわかった、医療現場の事情。

目次

第1章 医者とは、どういう人間なのか?(なぜ大病院では時間通りに診てくれないのか?―勤務医の多忙な生活;医学部入学から研修期間―「どんな医者になりたいか」がここで決まる ほか)
第2章 上手な医者へのかかり方(入院するときに、「つけ届け」は必要か?;高齢者が抱える問題は家族の問題でもある ほか)
第3章 「名医」とは、いったいどんな医者なのか?(誰にとっての「名医」か、それは患者によって異なる;救急車をよぶ前に考えるべきこと ほか)
第4章 その検査、治療、薬は本当に必要か?(抗菌剤(抗生物質)は万能薬、という誤解
点滴すれば良くなる、注射をすれば治るという「信仰」 ほか)
第5章 私たちの医療はどう変わる?(日本の健康保険制度はどう変わる?;健康保険制度のタブー?混合診療の扉が開かれる ほか)

著者等紹介

野田一成[ノダカズシゲ]
1972年生まれ福岡県出身。94年、鹿児島大学法文学部法学科を卒業し、NHKに入局。6年半、記者として事件や災害、選挙、行政の取材を担当し、退職。2001年山口大学医学部医学科に3年次学士編入学。茅ヶ崎徳洲会総合病院(現・湘南藤沢徳洲会病院)、大船中央病院、東京警察病院、公立昭和病院をへて、現在、ベトナム、ハノイのVINMEC INTERNATIONAL HOSPITALに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くりりんワイン漬け

10
どのように地域医療を上手に使うべきか。第二章は必読かもしれません。 大手病院(大学病院等)などにかかる前に近くのクリニックをどのように利用するべきなのかを丁寧に解説。ただ一言だけ言わせていただくと、クリニック(開業医)=金儲け、無責任というイメージが少なからずあるような気がする、したがってどうせお金がかかるのであれば、大学病院へいったほうが確実で効率的だと思ってしまう。国は地域医療制度を仕組みをつくり、患者はそれを学習する。さて開業医は何を学ぶ?メディアにでる極少数の医者にも問題はあるのかもしれませんね。2016/06/22

讃壽鐵朗

4
この本ぐらい現実の医療問題を医者と患者の両面から分かりやすくに書いてあるのは読んだことがない。 さすがにかつて NHK の記者をしていた人間だけのことはある。 ブログなどで最新情報を紹介、批判したりしてもらうとありがたい。2020/07/15

もん

4
お世話になっている薬剤師さんから、医療の裏話的な話を聞いたのを機に、そういう方面に興味を持つようになり読んだ一冊です。 興味深く読めましたが、本にするという性質上?内容は結構控え目だったのが残念でした。医療機関に遠慮したのでしょうね。薬剤師さんから聞いた話の方が衝撃的だと思いました。 あと、誤植が結構ありました。2017/03/16

Paddle With Me

4
タイトル借りした本。NHK記者から医師になった人が書いているので、医師しかしたことのない人には気づかない視点で、患者と医師の間の認識のズレや誤解なども織り交ぜながら、医療の事情が読みやすい文章で書かれています。自分が最近すっかり医者のお客になったせいか、医療や病院の話は身近な題材で、患者として知っておいて自分自身がしっかりしたほうがよいことも書かれているし、医師の環境がどういうものかを多少理解するのにも使えます。2016/06/17

michi44

3
多くの類書がある中で著者の経歴が気になって、本書を読んだ。著者は6年間のNHK記者職を辞して大学医学部に再入学し医師となっている。その並大抵でない努力にすごい!と思った。ともすれば忘れがちな事を再認識させてくれる良書です。2016/11/30

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