内容説明
「銀行員と会ってはいけない」「入門用の投資商品などない」「生命保険はいらない」…年金・住宅・保険・老後…「お金の不安」で間違えないために。金融業界を知りつくした著者が教える今、本当に必要な「お金の知恵」。
目次
1章 お金と生活のはなし(お金との付き合い方;お金を稼ぐ・増やす;お金は賢く使う;借金とは付き合わない)
2章 運用の実践(運用の基本;簡単運用術;確定拠出年金とNISA)
3章 運用のリテラシー・考え方(運用の「常識」ここが間違い;運用リテラシー)
著者等紹介
山崎元[ヤマザキハジメ]
経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、獨協大学特任教授、株式会社マイベンチマーク代表。1958年、北海道生まれ。1981年東京大学経済学部卒業、三菱商事に入社。その後、野村投信、住友生命保険、住友信託銀行、シュローダー投信、NBインベストメントテクノロジー、メリルリンチ日本証券、パリバ証券、山一證券、第一勧業朝日投信投資顧問、明治生命保険、UFJ総合研究所と、12回の転職を経て現職。資産運用及び経済全般の分析・評論を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかしー
82
庶民派で有名なお金のプロ。図解でざっと見で復習出来る。銀行窓口での口座開設は注意。保険屋には注意。持株は注意。貯蓄3割、7割生活。投資信託するなら長期運用で運用管理手数料の低めの物(つみたてNISA)。低リスクなら新興国インデックス。分散型。2020/10/16
yomineko@猫と共に生きる
66
投資編は飛ばしました。ゆうちょ銀行に騙されて以来避けています。生命保険は「泣く泣く入るもの」というご意見に納得。掛け捨てで十分。がん保険も不要。みんなが罹る時代、普通の病気になっているかららしい。高額療養費を利用すれば事足りますね。老後不安は金融機関の罠、煽り。年金は減るけど多種多様の対策がある。生保ビル、立派だからきっと凄い安心安全だなぁなどと考えてはいけないと思う。人の不幸をあてにして暴利を貪っているからこその金ぴかビルディングだとしみじみ思う。2022/06/03
おいしゃん
32
1テーマ見開き2ページで、例え話の導入から解説、さらにその図解と、極めてわかりやすいお金の入門書。2019/05/06
き
21
お金と上手に付き合うコツは、①よく稼ぎ、収入と支出を管理する。②お金の運用に過剰な期待を寄せない。③ お金を合理的に運用する。④ 金融ビジネスに余計な手数料を払わない。⑤金融マーケットの動きに興味を持って経済ニュースを眺める。以上の5つが挙げられる。今回学んだことは、個人向け国債(変動金利10年型)はインフレに強いということ。あと、若い人は人的資本が大きく金融資産額が小さいので、金融資産の大半をリスク資産に割り振っても問題ないということ。お金に関するリテラシーを高め、有効に活用していきたいと思う。2021/01/04
mazda
20
「従業員持株会の利用には注意が必要」には、大いに賛成です。私も以前持株会をやっていましたが、リーマンショックで株価が暴落。換金するにも1か月以上時間が必要で、さらに指定された証券会社の口座が必要と、面倒で散々でした。1割程度の購入資金を出してくれても、価値が半減したんじゃ意味がありません。さらに、給与も減り二重でダメージを食らいますので、リスクヘッジをしたい方には絶対にお薦めしません。保険については終身保険もありかと思いますが、山崎さんは基本的には掛け捨てをオススメしているようです。2017/11/12