内容説明
201×年。邪神クトゥルーの侵寇によって文明が滅びかけたある日、長距離ドライバー・移木は、異様な美女を東北の「三餓鬼」まで送る。2人を待っていたのは、唯ひとつの希望―魔書『ネクロノミコン』から、邪神消滅の呪文を読み取るべく奮闘中の好事家・瑠々井と、一騎当千の用心棒たちだった。黒い海の魔物たちと戦い、勝利していくYIG。だが、彼女はダゴンよりもハイドラよりも遙かに不気味で次元を超えた存在であった。その正体は?その目的は?誰もそれに気づかぬうちに魔の影は瑠々井夫婦に迫り、そして、もう1つ魔神・ヨグ=ソトホースの名前が、人々の耳朶を打ち始めた…。伝説のクトゥルー・アクション、22年の時を経ていよいよ完結する!!
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1982年『魔界都市“新宿”』(朝日ソノラマ)でデビュー。魔界都市ブルース、吸血鬼ハンターDなど多くのシリーズを生み出し、作品ジャンルはSF、本格ホラー、バイオレンス、ファンタジー、伝奇と幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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