出版社内容情報
ネイティブは助動詞を多用します。
なぜかというと「ニュアンス」「状況」「気持ち」を伝えるのに不可欠だから。
しかし、残念ながら日本人が学校で教わったのは、「ほんの一部」なのです。
たとえば should は、学校で習った「~すべき」の他に、
「助言、推測、提案」などの意味で多用されています。
これを知らないと、
They should be here soon.(彼らはもうすぐ着くと思うよ)が、
「彼らは間もなくここにいるべきだ」という不思議な意味になってしまいます。
また、日本人がつまずきやすいのが、
「なんで過去の話じゃないのに、could や would がよく出てくるの?」
というもの。
たとえば、「そうかもね」と言うとき、ネイティブは
That could be true.
と言います。
「お願いごとがあるんですが」なら、
Could you do me a favor?
どちらも、過去の話ではありません。
「could には推測や丁寧な意味がある」と知っていれば、すんなりわかるのです。
ネイティブが特によく使う助動詞は、たった9つ。
これだけで、ほとんどの日常会話をやりくりできてしまうのです。
「9助動詞」のイメージと使い方をつかめば、微妙なニュアンスを伝えることができます。
相手の気持ちも正確にキャッチできるようになります。
来日して40年、「日本人は何を苦手としているか」を知り尽くした”日米ネイティブ”セイン先生が、ネイティブ流の助動詞の使いこなし方を分かりやすくコーチします。
英語でコミュニケーションすることが、一段と楽しくなるはずです。
内容説明
ネイティブが1日に何度も使う「9助動詞」。学校では一部しか教えてくれなかった、「ニュアンス」「シチュエーション」「気持ち」が正しく伝わる使い方をまとめました。
目次
助動詞ひとつでこんなに変わる!
1 ネイティブが毎日使う「9助動詞」(can―能力を表す。何でも可能にする力を持っている;will―未来と強い気持ちを伝える。やりたいことをかなえてくれる;must―掟のように力強い言葉。絶対にしなければいけない「マスト」を表現;may―許可を表す。できること、許されることが広がる;shall―約束を伝える。未来を予感し、約束や提案を表す ほか)
2 ネイティブは「9助動詞」でこんなふうにやりとりしてる(ショッピング1~4;プレゼントを買う;ホテルで1~4;おすすめスポットを聞く1~3;おすすめの店を聞く ほか)
著者等紹介
セイン,デイビッド[セイン,デイビッド] [Thayne,David]
米国出身。米国の証券会社に勤務後、来日。「日米ネイティブ」として、日常会話からビジネス英語、TOEICまで幅広く指導中。日本人の得手不得手をしっかりふまえた英語学習法で世代を問わず支持されている(著書の累計部数は400万部を超える)。日経・朝日・毎日新聞・Japan Times等での連載や、オンライン英語学校ワールドフレンズ主宰、英語教材やコンテンツの制作等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。