内容説明
東日本大震災以降、女優・木内みどりはそれまでとはがらりと生きかたを変え、政治・社会活動に積極的に参加し、脱原発や反戦運動などに弄走した。常に死を意識して、生きているうちにやれるだけのことを、と世界と日常を見つめ、日々発見をし、学習し、発信する。出張先で亡くなる直前まで元気に自らの思いを表現していた。最期も自分らしくありたいからと、亡くなる1年前には散骨の場所を見つけている。そんな彼女のあかるい死生観を、遺されたエッセイや、絵、お別れのために開催された「木内みどりさんを語りあう会」の様子から紡ぎだす。
目次
第1章 大きな力に生かされている喜び(少女の日が帰ってくる夏 水玉模様の水着;あなたはどんな子、でした…?;大切にしようっと…自分が自分をみつめる時間 ほか)
第2章 命あるかぎり、できることを精一杯(マガジン9『木内みどりの「発熱中!」』より;「木内みどりの小さなラジオ」より;『私にも絵が描けた!コーチはTwitter』より ほか)
第3章 あかるい別れかた(木内みどりさんへ―「木内みどりさんを語りあう会」より)
著者等紹介
木内みどり[キウチミドリ]
女優。1950年、愛知県生まれ。1965年劇団四季に入団。多数のドラマ、映画に出演。コミカルなキャラクターから重厚感あふれる役柄まで幅広く演じている。東日本大震災以降、脱原発集会の司会なども行い、積極的に社会・政治問題に関わっていく。2019年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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