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内容説明
「大和くん。―私、彼らの元へ行くことに決めたの」白き魔女・東雲静馬はそう言って、一方的に別れを告げた。大和の秘密を知ってしまったがゆえに、理由を告げないまま去ろうとする静馬。そんな彼女を力ずくで止めるため、大和は式刀・破錠を抜き放つ。一方、マリンコスモスの悪魔化が解除され危機を脱したはずの枩原市は、新たな脅威に見舞われていた。展開した護国課や鬼兵隊の前に新たな逆十字たちが現れたのだ。それは、漆原の率いる『小隊』の『落日作戦』が本格的に始まったことを意味していた。それぞれの想いが交錯する、シリーズ第4弾登場。
著者等紹介
海空りく[ミソラリク]
1987年生まれ。キャラクターデザインが出来なくて漫画家の道を挫折したものの創作への夢が捨てられずライトノベルの世界に飛び込んだ大阪人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無銘
2
色々と盛り上がってきた魔術バトル小説第4巻。次が最終巻だそうで。ヘビーな真実を知らされつつもあっさりと豪快に乗り越える大和は実に気持ちの良い主人公。そして護国課サイドの戦いも実に面白い。ベタだが劣勢からの逆転には燃える。援軍や大和のパワーアップで小隊が大幅不利かと思いきや、ラストにはまた漢のロマン的ボスキャラがー! 次巻を楽しみに待ちます。しかしおまけの短編は今更感がすごい。2巻に入れようよ。そしてあとがき。ファルコム作品、とりわけ2巻以降はえらい零の軌跡の影響がありありだと思ってたがやっぱりか。2012/01/11
F.key
2
次で最終巻なのね。そりゃフルキャストにもなりますわな。大和の過去に関わる大人(親)2人がステキだった。その想いさえ一喝する大和さんパねぇっす(笑)いい感じに真っ直ぐですね。読み続けているうちに一気に引き込まれる勢いがあるんですよね、この作品。さてどう締めるか。2011/10/20
ARI
1
静馬の悲壮の覚悟がもう本当に痛い……! 大和を好きだと自覚したが故の、罪悪感と贖罪から出てくる捨て身の覚悟だからとにかく強い。でも、間違ってるんだって。まだ諦めの悪い男のしつこさをまるで分かってない。早く目覚まさせてくれ。静馬救出、最終バトルは次に持ち越しでした。頼むからちゃんと静馬が救われて、ばかみたいな幸せの陽の元に引きずり出してほしい。最初から最後まで自分を闇だ闇だと言ってる馬鹿に教えてやってほしいよ 2024/01/07
ジョワ
1
過去を知りそれを乗り越える主人公の格好良さが際立っていました。ただもう少し葛藤があっても良かった気がしますが、主人公の中では既に心は決まっているので無用な葛藤は必要のないという判断なのかも。また静馬の師匠オードリーバーンとの短編はここで収録ですか。正直この短編前提の描写がこれまであった事もあり、もっと早い巻に収録して欲しかったです。珍しく静馬の可愛い一面も見られましたし。2016/06/08
晦夢
1
主人公覚醒ですね。脇役というか周りの戦闘がすごくいい。2013/08/01